観音崎
野鳥の見分け方

1.観音崎公園の特長
    山野と海辺に棲む野鳥の両方が観察できる。
 
2.観音崎公園で見ることができる野鳥 約60種
    日本で記録されている野鳥の種類は約550種。全世界では約8600種。
 
3.季節によって見られる野鳥
@夏鳥:ある地域で春夏に繁殖,秋に南へ渡去する鳥。
     山野:オオルリ,ホトトギス,ツバメなど
A冬鳥:ある地域より北で繁殖,秋に渡来して越冬する鳥。 
     海辺:カモ類,ユリカモメ,セグロカモメなど
     山野:ジョウビタキ,シロハラ,ツグミなど
B漂鳥:日本国内で,季節により移動している鳥。
      ※日本全体で考えれば留鳥なので,本サイトでは留鳥として分類。
     山野山野:モズ,アオジ,アカハラ,カワラヒワ,ヒヨドリなど
C留鳥:ある地域で繁殖,越冬もする鳥。1年中見られる。
     海辺:イソヒヨドリ,アオサギ,コサギ,ウミネコ,ウミウなど
     山野(スズメ目):スズメ,カラス,ハクセキレイ,シジュウカラなど
     山野(その他):トビ,キジバト,カルガモ,コゲラ,カワセミなど
D旅鳥:ある地域より北で繁殖,南で越冬する鳥。
     海辺:キョウジョシギ,キアシシギ,チュウシャクシギなど
 
4.野鳥の見分け方
 @大きさ A飛び方 B歩き方 C体型 D止まり方 E色と模様 F尾の形 G鳴き声
 
5.大きさによる見分け方
 @ものさし鳥の大きさを見て基準を決め,大きいか,小さいか見分ける。
 A見て印象に残ったことをメモにしておいて図鑑等で調べる。
 Bカメラを持参している場合は,写真を撮っておいて図鑑等で調べる。
大きさ 種  類  ※ 特  徴(参考) 場所 全長
cm
メジロ 目の周りが白、体の上面は暗黄緑色
下面暗白色
山野 11.5
ジョウビタキ 雄喉黒色、腹橙色、雌灰褐色
雄雌共翼に白斑点
山野 14.0
スズメ スズメ 頭背褐色、顔白く、耳羽黒い 山野 14.5
シジュウカラ 頭黒、胸から腹へ黒い太線、白い頬 山野 14.5
コゲラ 声:ギィーッ、ギィーツ
色:黒褐色に白の横斑
山野 15.0
ウグイス 全体茶褐色、目上に淡い線
地鳴きチャッ・チャッ
山野 15.0
アオジ 背緑灰色、腹黄緑色
嘴の基部が黒い、声ツィ、ツィ
山野 16.0
ホオジロ 頬が白い、背は茶褐色
雌は雄に比べ色が薄い
山野 16.5
ツバメ 頭から尾まで黒、腹白,額と喉赤褐色 山野 17.0
シメ 太っている,全体茶褐色,嘴は太い
尾の先端白色
山野 18.0
モズ 頭;橙褐色、背青派灰色
モズの高鳴き、尾は長め
山野 20.0
イソシギ 背灰褐色腹白色、翼の上でくい込む
尾を上下に振る
海辺 20.0
ハクセキレイ 頭から背黒色、顔白喉黒色
尾長め上下に振る
山野 21.0
ムクドリ ムクドリ 頭と翼黒、嘴と足は橙色,腰白色
顔に白い羽毛
山野 24.0
シロハラ 胸:淡褐色、頭は灰黒褐色
背翼腰は茶褐色
山野 24.0
ツグミ 背黒褐色、腹白に黒斑、目上白線
歩いて立止る
山野 24.0
イソヒヨドリ 胸背腰青藍色、腹:赤褐色
雌:褐色腹うろこ状斑
海辺 25.5
ヒヨドリ 尾が長い、全体灰褐色、耳羽根は褐色
声:ピーヨピーヨ
山野 27.5
ホトトギス 声:特許許可局、下面に黒く太い斑
ウグイスに托卵
山野 27.5
キジバト キジバト 全体淡い灰褐色、羽根黒と青灰色の鱗状 山野 33.0
ユリカモメ 嘴と足暗赤色.背淡い青灰色、腹白
尾白い
海辺 40.0
チュウシャクシギ 下に曲がった長い嘴、背黒褐色
腹淡い褐色
海辺 42.0
ウミネコ 嘴と足黄色、背濃灰色、尾の先黒
声:ミャーオ
海辺 46.5
ノスリ 背は褐色、腹は黄白色、尾は扇形
滞空飛翔する
山野 54.0
カラス ハシブトカラス 全体黒い、嘴太い、額がでっぱり
カァーカァ−鳴く
山野 56.5
コサギ 全身白、嘴と脚黒、足指が黄色 海辺 61.0
トビ 全体黒褐色、尾形三角形、
飛翔羽ばたきゆっくり
山野 68.5
オナガガモ 尾が長い、首長い、背と脇灰色
嘴は黒く両側灰色
海辺 75.0
ウミウ 全体光沢のある黒色、嘴根元黄色 海辺 84.0
アオサギ 背灰色、腹白色、嘴と足黄色、首長い 海辺 93.0
  
※特徴:雄と雌,親鳥と若鳥,季節等によっても特長が異なる種類あり。
                    観音崎自然博物館ボランティア
                   元観音崎公園フィールドレンジャー
                        資料提供 : 三瓶 昭

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