鴨居港のカモ

カモの越冬数 初飛来確認日
2024〜2025 約45羽 11.25
2023〜2024 約45羽 12.06
2022〜2023 約70羽 11.14
2021〜2022 約100羽 11.17
2020〜2021 約45羽 10.30
2019〜2020 約70羽 11.08
2018〜2019 約70羽 10.31
2017〜2018  約45羽 11.10
2016〜2017 約110羽 10.19
2015〜2016  約 60羽 10.06
2014〜2015  約 80羽 11.10
2013〜2014 約 70羽 10.21
2012〜2013 約100羽 10.30
2011〜2012 約100羽 11.03
2010〜2011 約 80羽 11.08
2009〜2010 約 80羽 11.24
2008〜2009 約100羽 11.07
2007〜2008 約350羽 11.11
2006〜2007 約 30羽
2005〜2006 約 60羽 11.15
2004〜2005 約100羽
2003〜2004 約150羽 11.14
 
2024 第一陣飛来
 
 今年も何故かカモの飛来が昨年同様に遅れている。従来なら10月末〜11月上旬には飛来するが,11月8日観音崎園地の磯でようやく2羽のヒドリガモを見かけたものの,鴨居港には一向に姿を表さなかった。このところ寒暖差が厳しい日が多いこともあって,私も観音崎へ行く日がめっきり少なくなった。11月25日数日ぶりにバイクで観音崎へ行く途中,鴨居港内を横目で眺めて見たが,港内にはウミウが10数羽いるものの,カモたちの姿は依然として見当たらない。

 気になりバイクを降り,数年前からヒドリガモの集団が見られる港内左側の岩場付近に行ってみた。しかしながら,そこにいたのはウミウが三羽。ガッカリしながらもさらに進むとようやく二窒フヒドリガモを見つけた。まだ他にもっといるかもしれない。期待に胸をふくらませて,雑草に覆われた港沿いの細道を,港外近くまで辿ってみたが,成果はヒドリガモが計七羽,オオバンが二窒ノ終わった。大晦日まで約1ヶ月,このままでは越冬数が過去最少を記録することになる。ポカポカ陽気も結構だが,本格的な冬の訪れが何故か待ち遠しい。
 
 

オオバン
 

ノンビリ日なたぼっこを楽しむウミウの群れ
 
2023 越冬数の減少と種類の変化
 
 今年は何故かカモの飛来が大幅に遅れていたが,12月6日に6羽のヒドリガモと10羽のオオバンを確認。その後数を増し,12月31日ようやく30数羽のヒドリガモと10数羽のオオバンを確認することができた。しかしながら,その総数約45羽は2017年・2020年と同じで数が少ない。

 その上,種類がヒドリガモとオオバンだけで,これ迄の常連だったホシハジロオナガガモや,一時,爆発的に数多く飛来したスズガモの姿は全く見当たらない。寒暖差の激しい日が続く,夏以降の異常気象が原因かと思われるが何とも寂しい限りだ。
 

ホシハジロ

ホシハジロ
 

オオバン
 2003年頃から,鴨居港にカモが飛来・越冬するようになった。これまで2003年〜2004年の約150羽が最高で,その後,減少傾向にあり心配したが,2007年〜2008年爆発的に増加した。越冬したカモの総数は,最終的に約350羽。その内訳は超概算でスズガモ約200羽,ホシハジロ約60羽,オナガガモ約50羽,ヒドリガモ約40羽,スズガモが圧倒的に多かった。

 しかしながら,鴨居港に飛来するカモの種類とその数は年により大きく変動する。近年ではスズガモは激減,以前は少数派だったヒドリガモが増加,ホシハジロ,オナガガモがそれに続き,スズガモは滅多にお目にかかれなくなってしまった。その代わり運が良ければ,カンムリカイツブリ・キンクロハジロ・オオバン等にお目にかかれることもある。

 鴨居港は観音崎から歩いて10分ほどの場所にあり,このホームページに時々登場する鴨居小学校・鴨居プールと同じ鴨居三丁目にある。因みに,観音崎公園・観音埼灯台・観音崎自然博物館は鴨居四丁目にある。鴨居というカモに縁のある町名だが,1972年にこの地へ引っ越してきてから2003年頃までは,カモの姿を見たこともなく,何故?「鴨居」の名前がついたのか不思議に思っていた。

 ところが,1990年鴨居ポンプ場が完成して下水道が整備されるに従い,鴨居港に流れ込む和田川の汚染が減少,鴨居港の水が次第に浄化されると共に自然が蘇り,2003年頃から和田川にはカルガモが,鴨居港には冬鳥のカモたちが次々と戻ってきた。・・・・・・関連ページ鴨居の海はきれいか?きたないか?

 カモ達は10月上旬〜11月中旬頃に飛来,徐々にその数を増し越冬,翌年,3月下旬〜4月上旬頃になると北へ帰る。カモは穏やかな水面を好み,冬の陽射しを浴びながら,ユラユラ気持ちよさそうに海面に浮かんでいる姿は何とものどかだ。また,水中の小魚・貝や海草類を求めて,代わる代わるピョコンピョコンと潜水する姿は,愛らしくユーモラスで,見るものの気持ちを和ませてくれる。
2016.10.23

先生が「綺麗なカモがオスです!」と説明していた。

岩についた青ノリを採餌しているオナガガモ

人が来るとホシハジロは寄ってくるが,
スズガモは素知らぬ顔で動こうともしない
 鴨居港のカモ達には,それなりに縄張りがあり棲み分けをしている。パン屑等を撒くとカモやユリカモメ達が寄ってくるが,油断をすると,トビがエサを横取りに襲ってくることがあるので,上空には呉々もご注意いただきたい。

昼食のパンをおすそ分け
棲み分け場所
  
 カモ達のいる場所は,年・日や時間帯によって若干変動するが,和田川の河口付近と鴨居港に向かって左側奥付近にいることが多い。
2008.1.16

※年・天気・時間帯等により変動がある
 
連続写真?
      
 穏やかな鴨居港内で,気持ちよさそうにプカプカと浮かんでいるカモ達の写真を撮っていると,突然,一羽のカモが飛び立った。つられて数羽のカモがそれに続いた。慌ててシャッターを押し,帰宅後,写真を拡大してみたところ,水面から飛び立ち,安定した飛翔状態に移るまでの姿が,まるで連続写真のように写っていた。
2008.1.22
 



愉快なカモたち


  
お似合いのカップルは?
 
「気品があってお似合いのカップルでしょ!」

オナガガモ
「私たちだって負けてないわよね!」

ホシハジロ
「最近は仲間が増えて嬉しいね!」

ヒドリガモ
 
「オレ達はどこか冷めてるカモ!」

スズガモ


 
悪 太 郎
(スズガモ)
 
「オレの顔に何か文句あるか?」
「フン!ポーズなんかできるか!」
「あきらめてサッサと帰りな!」
「二人の彼女とスリーショット?照れるな!」
 


 
羽ばたき
「見て見て!私のプロポーション!」

オナガガモ♀
「私の羽も見て欲しいね!」

オナガガモ♂
「ボクだって負けないぞ!」

ホシハジロ♂
「これからジャンプするからね!」
「ホーラ!ボクだってカッコウ良いでしょ!」
「ヤーイ!それくらいならオレだってできるぞ!」

スズガモ♂
 
「コラー!ボクのマネするな!」
「ヒヤー!ごめんごめん!」
 


 
あまり写真に撮らないで!
「どうです?」

オナガガモ♂
「この綺麗な羽!チョットだけよ!」
「あんまり写真に撮ると照れちゃうな!」
「顔を隠しちゃおー!」
「カメラマン帰った?」「まだよ!」
 
 
鴨居の地名由来
多摩川新聞社発行  三浦一男氏著
「鎌倉・三浦 おもしろ地名考」より抜粋
 
 地名の由来についてはいくつかの説がある。アイヌ語のカムイ(神)からという説と,カモ(鴨)の群集する場所,あるいは家居・邑楽(村落)とする説,また「カモ」を神とする説,さらには浦のある水辺とする説などがそれである。諸説ある中で「神のいる村」というのが妥当のようである。古くは鴨江・鴨井とも見える。

(追記)2010.11.15
 鴨居港内左手で越冬中のヒドリガモの写真を撮っていると,80歳代と思われるお年寄りから声をかけられた。鴨居生まれの鴨居育ち,生粋の鴨居っ子でその辺りの地主らしい。古老曰く,カモが港内で越冬するようになったのは,近年のことらしい(2003年以降?)。古老が子供の頃や成人してからも見たことがなかったという。

 どうやら,港外に防波堤ができ,港内が穏やかになり,流入する和田川の水が浄化されたことなどが,カモが飛来するようになった遠因のようだ。明治や江戸時代は不明だが,そうだとすれば,鴨居をカモの群集する場所とする説は説得力を欠くことになる。
余     談
 
 私のハンドルネームは鴨居の鈴木を略して鴨鈴=kamosuzuとつけたが,スズガモ(鈴鴨)というカモの存在は2005年初めて知った。スズガモの顔つき・習性や仕草を見ていると,我が姿を見ているようで一人苦笑いしている。尚,スズガモの名は「鈴のような羽音を立てて飛ぶ」ことから名づけられたそうだが,今のところそのような音は耳にしていない。

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