大和・花の画房
飯塚羚児資料室
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飯塚羚児資料室は,主要作品の大半を平成28年3月に国立昭和館(東京・九段)へ,一部を4月に国指定開国史跡
玉泉寺(伊豆・下田)へ寄贈されました。これに伴い「花の画房」は従来通り存続していますが,資料室は閉鎖されましたのでご承知下さい。 尚,昭和館での展示方法や時期は未定ですが,玉泉寺では「ペリー来航記24点」油彩画「日進・春日」等が,同寺のハリス記念館に常設展示されていますので,下田へお出かけの折りはぜひお立ち寄り下さい。 |
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平成28年5月8日発行 伊豆新聞から転載 |
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本サイトの「弟橘媛」「帆船リベルター」等のページに作品を掲載させて頂いている海洋画人・故飯塚羚児画伯(1904〜2004)の資料室が,神奈川県大和市の大和駅から徒歩5〜6分の「花の画房」にある。 資料室には,戦前・戦後を通じ挿絵画家として活躍,1955年(昭和30年)油彩海洋画家へ転身をはかり,その後木版画制作にも力を注ぎ,更には戯画や作詞を手がける等々,幅広く活躍された画伯の遺作が数多く展示されている。 画伯の作品には,海洋画「咸臨丸」「三笠」「日本丸」「海王丸」の他,「絵で見るペリー来航記」等々,横須賀市とは縁の深い作品が多い。できることなら,これらの作品が横須賀美術館で収蔵・展示されたらと願うのは私だけだろうか?因みに,走水神社境内にある「舵の碑」の弟橘媛ブロンズ像は画伯の作品。 |
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2010年11月13日〜11月21日,飯塚羚児・没後6年展「残光の中の日本丸・海王丸と絵で見るペリー来航記展」が開催された。80号のキャンバスに描かれた日本丸・海王丸の油彩画はさすがに迫力があったが,横須賀市民としては「ペリー来航記」により魅力を感じた。これらの作品が久里浜のペリー記念館に展示される日が来ることを願ってやまない。 | |
「絵で見るペリー来航記」 |
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「残光の中の海王丸・日本丸」 |
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2008年10月28日〜11月11日,飯塚羚児・生誕100年記念「飯塚羚児版画の世界展」が開催され,怪物画人とも称された画伯の豪快かつ繊細な木版画が多数展示されていた。中でも,展示室正面に飾られた「海王丸と日本丸」の大作は,見るものを圧倒する迫力があった。 | |
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