観音崎
レンガ構築物

 
資料・説明原文 山岸 正平
写真・編集 kamosuzu

 幕末・明治維新以降,日本に入ってきた西洋の文化・技術によって造られた建物や機械などで現存する物を”近代化遺産”と称して,再評価し保存しようとする動きが近年高まっている。

 横須賀は幕末に江戸幕府とフランスが手を組んで製鉄所の建造に着手,それが後に明治政府に引き継がれ明治元年に完成して以来,横浜と共に近代化の最先端を歩んで来た。

 従って,観音崎と周辺地域にも近代化遺産に相当する構築物が多数残されている。灯台・トンネル・砲台付帯施設・ドック・水道施設等があり,それらの主要構成材料はレンガと石積み。 このページではこれらのレンガ構築物をご紹介します。

 観音崎の初代灯台はレンガで建築されたが,大正11年の地震で大亀裂が発生したため取り壊され,現在の灯台は3代目のコンクリート製。もし初代の灯台が現存すれば,日本で最初に建造されたレンガ構築物と成るはずで,ちょっぴり残念な気がする。
 
 
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レンガの積み方
観音崎公園
走水水源地
浦賀ドック

レンガ造りの初代灯台

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