「坂の上の雲」
二十八サンチ榴弾砲の実物大模型

 県立観音崎公園の展望圓地に日露戦争で使われた二十八サンチ榴弾砲の実物大模型が出現した。木造ながらなかなかの出来栄えで,昔日を彷彿させる雰囲気がある。製作メンバーの中心は,ボランティアで観音崎公園・水の広場の剪定や除草などをしている「わかばの会」の皆さん。また,資料収集にあたっては,公園のボランティア・ガイドのフィールドレンジャーも協力。

 「わかばの会」では平成18年から毎年末3年連続して「雪吊り」を製作していたが,マンネリ化したため今年は趣向を変え「坂の上の雲」の放映に会わせ,戦争のない平和な世界を願い,木材やペットボトルのキャップを利用して,観音崎と縁の深い「二十八サンチ榴弾砲の実物大模型」を製作することになった。

 8月26日「わかばの会」内部で打ち合わせ開始。以降,資料収集や関係方面の承認を得。10月24日「二十八サンチ榴弾砲を作る会」の第1回会合を開催,同日製作をスタート。約1ヶ月後の11月22日実物大模型がほぼ完成した。模型は当分の間,展望圓地に展示される予定。 
 
資料&写真提供 : 県立観音崎公園
ビジターセンター・砂川正夫副所長

出典:図説・日露戦争兵器・全戦闘集(歴史群像シリーズ)学習研究社

「二十八サンチ榴弾砲を作る会」の第1回会合
  
 

2009.10.24
 

2009.11.7
 

2009.11.7
 

2009.11.7
 

2009.11.8
 

2009.11.8
 

2009.11.21
 

リベットはペットボトルのキャップ(458個)を利用
  

「森作りボランティア」のボーイスカウトたちが
ペンキ塗りのお手伝いに来てくれました。

2009.11.21
 

2009.11.21
     

2009.11.22
 

2009.11.24
大砲・説明板
 

説明文作成 : 安田 昭フィールドレンジャー
 
 
神奈川新聞
 
テレビ放映
 
 2010年1月16日(土)観音崎公園・展望広場で二十八サンチ榴弾砲の実物大模型のテレビ撮影が行われ。1月23日(土)午前8時から,NHK総合テレビ・関東ローカルの「土曜すてき旅・浦賀の旅」の一部として放映された。
 
 
 


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