観音崎
南国の植物

 九州・宮崎県の観光キャッチフレーズは「南国宮崎」,そのシンボル的存在はサボテンとフェニックスの一種カナリーヤシ。神奈川県や横須賀市もそれを意識してか,観音崎及び周辺地域にはサボテンこそ見かけないが,カナリーヤシ・ビロウ・ニオイシュロラン(ドラセナ)等々の南国の植物が多数植栽され,東京近郊とは思えない南国ムードが漂っている。 
 
京急・浦賀駅前
 
 観音崎の玄関口とも言える京急・浦賀駅前のロータリーには,2006年に3本のヤタイヤシ(別名:ココスヤシ)が植えられた。その後,元気良く生育,ここ数年は花も咲きビワに似た食べられる果実もたくさん実るが,それを拾っている人を見たことはない。今度一度,勇気を出して試食してみたいと思う
 
 

ヤタイヤシ   2011.9.6
 
馬堀海岸道路
 
 国道16号から観音崎に通じる平成町や馬堀海岸の道路沿いには,カナリーヤシ,ワシントンヤシ,ビロウ等が街路樹として植えられ,東京・横浜方面から車で訪れる人々を南国ムードで歓迎している。
 

カナリーヤシ   2011.9.6
   

ワシントンヤシ   2011.8.9
  
観音崎京急ホテル
    
 白亜の観音崎京急ホテルの周辺には,カナリーヤシ・ビロウ・リュウゼツラン・ソテツ・ユッカ等を植栽,南国リゾート地の雰囲気を醸し出している。
  

2011.9.12
 

カナリーヤシ   2011.9.30
 

ビロウ   2003.9.15  
 

ニオイシュロラン(ドラセナ   2003.9.15
 

リュウゼツラン   2003.9.15  
 

ソテツ   2003.9.15
 

ゴムノキ   2006.1.29
博物館&たたら浜園地周辺
 
 観音崎自然博物館とたたら浜園地周辺では,カナリーヤシ・ソテツ・ユッカ・アメリカデイゴ・ニオイシュロラン等が植栽され,眼前に広がるたたら浜の白い貝の砂浜や青い海とマッチして,ホテルとは一味違った南国ムードを味わうことができる。
 

カナリーヤシ   2003.9.29  

ニオイシュロラン   2014.5.19
 

ユッカ   2010.11.1
 

アメリカデイゴ   2003.9.30  
観音崎周辺地域の民家
 
 観音崎周辺地域の民家の庭には,ブーゲンビリア,ハイビスカス,ゴムノキ,キダチアロエ等々が露地に植えられ,生き生きと繁殖している。特筆すべきは熱帯性の低木ブーゲンビリアの存在で,むかしは温室や屋内で栽培されていたものだが,最近では屋外でも庭木として植えられているのを見かけるようになった。

 5〜6月頃から咲き始め,種類によっては11月〜12月頃まで咲いているものもあり,木枯らしの吹く季節にもかかわらず,今が夏かと錯覚させる雰囲気がある。地球温暖化?ブーゲンビリアに耐寒性がついた?いずれにしても,あまり気持ちの良い光景とは言えない。

 最近,八百屋さんやスーパーの店頭に並ぶ果物や野菜から季節感がなくなってしまった。それと同じように,木や草花から季節感が失われてしまうとしたら,それは恐ろしいことのように思える。 
 

2011.12.11
 

2011.12.11
  

2010.11.2

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