ムカデメリベ

 ムカデメリベはウミウシの仲間で,ヨコエビなどの小型甲殻類を好んで食べます。観音崎自然博物館の水槽の中で捕食行動をする,珍しいムカデメリベの姿を撮影しましたので,一連の動きをご覧下さい。
by ろくびい
1.行動開始
  
 ヨコエビを投入したらすぐさま落ちたあたりに近づきました。
頭巾のような頭を投網のように広げて捕食動作がはじまります。
2.被せる
  
餌が隠れているらしい場所に大きく広げた頭巾を被せます。
3.吸い上げる
    
被せた瞬間に頭巾周縁の内側にある毛状の触手を激しく動かして
巻き上げる動作をしながら頭巾を上に膨らませて餌を吸い上げます。
4.口に運ぶ
    
吸い上げると頭巾を持ち上げながら口を閉じますが、
この間、触手を激しく動かして吸い込みを続けているので餌は外に逃げることができません。
5.食べる
    
観音崎の磯で

2008.6.4
「へんないきもの2015」ベスト10ランクイン
 
 2015.9.30 19:00〜21:54 フジテレビ系で放映されたバラエティ「ヘンないきものベスト50」は,世界中から集めた変な生きものを紹介する番組。次々と登場する生きものたちの変な姿や習性等を楽しく視聴したが,その中に私が観音崎で撮影したことがある生きものが,なんと2種類もランクインした。

 サソリに似た昆虫として紹介された「ヤマトシリアゲ」が37位,海のハンターとして紹介された「ムカデメリベ」はなんと10位。確かにベスト10にランクインするだけあってムカデメリベは非常にユニークな生きもの。ここに改めてご紹介したい。

 ムカデメリベはアメフラシなどと同じウミウシの仲間。海の浅瀬で大きな口を投網のように広げ,小エビやプランクトンを捕食する姿は,東京海洋大学・名誉博士の肩書きを持つタレントのさかなクンによれば,レア度はそれほど高くはないが,キモカワイイ系の見た目,行動,インパクトは抜群。確かに10位にランクインしたのもうなずける。 
by kamosuzu
   
 
 
ヤマトシリアゲ
オスは尻をクルリと巻き上げるのが特徴
  

初夏:黒色

晩夏:ベッコウ色

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