カワセミ
翡 翠
ブッポウソウ目 | カワセミ科 | 留鳥 |
全長:約17cm |
カワセミの化石? |
カップル誕生! |
二世誕生! |
カワセミのツーショット! |
ウラガのカラスさん |
海辺のカワセミ |
幼鳥三態 |
カワセミに出会う秘訣 |
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2002年11月下旬のある日,腰椎・椎間板ヘルニアの手術から退院してまだヨチヨチ歩きだった頃,家内と二人,リハビリを兼ねて観音崎へ出かけた。2ヶ月ぶりに,牛歩の如くノンビリ歩いていると,博物館の先輩ボランティアに出会い,嬉しいニュースを教えて貰った。 観音崎に新しく整備された「ふれあいの森」の池に,最近,カワセミが一羽姿を見せ。池の中や周囲にある岩の上に留まっていることが多い。指定席はフンで白くなっているので一目で分かると。 その池へ行くには幾つかの道があるが,いずれにしても起伏のある場所を通り,往復で30〜40分歩かなければならない。健康な時であれば何でもないことであるが,当時の私には冒険であった。 数日後,カワセミの魅力に惹かれて池まで出かけてみた。コルセットをした腰のあたりは重く,池までの道のりがこれまでになく長く感じられる。兎にも角にもなんとか池までたどり着けたが,残念ながらカワセミに出会うことは出来なかった。 カワセミ詣でを始めて3回目のある日,池に架かった橋の欄干の上にチョコンと留まったカワセミらしき鳥を発見。より近づいて写真を撮ろうとした私の気配を察したか,その鳥は飛び去ってしまった。その羽の色は美しいブルー,光り輝いているように色鮮やかであった。 それからというものは,天気が良い日は腰のことも忘れカワセミ詣でをするようになった。ところがカワセミは警戒心が強く敏感な鳥。30〜40m位の距離までは近づくことができるが,それ以上はなかなか接近できない。 私のデジカメは光学で10倍ズームが可能だが,それでも思うような写真が撮れない。デジタルズームを合わせると27倍ズームが可能なことを思い出し,それで撮ることにしたが,手ぶれ等もあってなかなか鮮明な画像が得られない。 そこで考え出したのは,木や草に隠れるように腰をできるだけかがめ接近する方法。腰にコルセットをした身には少々辛い姿勢であったが,この方法を採用してからは20m位まで接近できるようになった。幸い冬のため池を訪れる人も少なくこのような方法が採れたが,私のそんな姿を目撃した人がいたら,さぞや滑稽であったと思われる。 それからは徐々に多少大きく鮮明な画像が撮れるようになり,その都度ホームページにアップできるようになったが,プロの写真家のような画像はなかなか撮れない。 |
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2002.12.3 |
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そうこうする内に2003年となり,正月明けの1月6日久しぶりにカワセミに会いに出かけると,そこには千載一遇とも思えるチャンスが待っていた。 池の中のほぼ中央にある三角形の岩のてっぺんに,冬には珍しく暖かい陽射しを浴びたカワセミがチョコンと留まり,水中の獲物を凝視していた。 それに対する私の位置は,池から15mほど離れたカワセミを見下ろすことのできる小高い場所にあり,姿を隠す低木や草がある絶好の撮影ポイントであった。 久しく忘れていた胸のトキメキを感じながら数枚の写真を撮り,次にカワセミが水中に飛び込む写真を撮ろうと微動もせずに身構えた次の瞬間,カワセミが岩から飛び立ち,無我夢中でシャッターを押した。このときほどデジカメのシャッタースピードが遅く感じられたことはなかった。 |
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飛び立つ前 |
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ようやく二度ほどシャッターを押して我に返ると,カワセミは元の岩の上に戻っていたが,水に濡れたその身体は飛び込む前に比較して若干大きく感じられた。飛び立ってから元に戻るまでの時間は,ほんの数秒間の出来事であったが,私には数時間が経過したように思われ虚脱状態であった。 この時カワセミは残念ながら獲物は捕れなかったようで,しばらく水中を凝視していたが,犬を散歩する人が近くを通りかかり,何処かへ飛び去ってしまった。 |
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戻った後 |
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シャッターは押したものの,どのような構図の写真が撮れたかも確認しないまま帰宅。パソコンに画像を取りこみ画面を見てビックリ仰天。一枚目の写真左上にはホバリングと呼ばれるカワセミ特有の姿,三角形の岩のほぼ中央にシルエット,更にそのシルエットが池の水面に映っていた。そして二枚目の写真には,水中から飛び上がり元の位置に戻ろうとするカワセミとシルエットと,そしてその二つが池の水面に映っていた。 水中に飛び込む瞬間の写真は撮れなかったものの,偶然とは言いながらこれまでに見たこともない構図の写真を前に,私はジャンボ宝くじで三億円に当たったような気分になった。 |
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ホバリング中のカワセミ |
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これまでであれば,この写真をすぐホームページに掲載したのだが,還暦を過ぎ悟りの境地にあると思われた私も根は俗人で,とっさに写真コンテストへ応募することを考えた。入選すればそれなりの賞金とホームページのPRにつながるのではと,我ながら心根はお恥ずかしい限りで,相変わらず解脱していないことを思い知らされた。 我が家では読売新聞を購読している関係で,「よみうり写真大賞」への応募を考えたが,デジカメで撮影した写真への評価が低いように感じられたので応募を諦め,これまで一度も買ったことのない写真誌「アサヒカメラ」を買い込み応募規定を研究した。 その結果,未発表作品が条件であるが,個人的なホームページであれば発表したものでもかまわないとのことで,コンテストの応募とホームページでの公開が同時に実現できることになった。 公開した二枚の写真は,写真そのもののテクニックは未熟かと思うが,この構図の写真の撮れる確率が限りなく低いことを選者が何処まで理解し評価してくれるかが,入選するか否かのポイントになると思われる。 (追加) 「アサヒカメラ」に応募した結果は,残念ながら入選どころか,次点・二次予選・一次予選すら通過できなかった。どうやらこのコンテストはカメラのテクニックを競うもので,その写真の撮れる確率を競うものではなさそうである。確率だけなら絶対負けない自信があったのだが…… それにしても,このカワセミ騒動のお陰で知らぬまに足腰が鍛えられ,腰の痛みは何処かへ消し飛んでしまった。これが神様と使者カワセミからの私への最大のプレゼントかもしれない。 |
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ハンゲショウの写真を撮ろうと,ふれあいの水辺へ出かけた。途中「いこいの水辺」でカワセミを見かけ,30mほど距離が離れていたが,何処かこれまでと雰囲気が違う。私の他に誰もいないのを幸い,カワセミに気づかれないよう,背をかがめ地面をはうようにして接近することにした。 2〜3m進んでは数枚の写真を撮り,それを繰り返しながら15mくらいまで接近した時,ツイー!という鋭い鳴き声がしたかと思うと,突然,もう1羽のカワセミが飛来,私の被写体のカワセミに危険を知らせるかのようにして飛び去った。私もビックリしたが,被写体のカワセミも驚いたのか,その後を追うように,森の中へと飛び去ってしまった。私が2羽のカワセミを同時に見たのはこれが初めてである。 帰宅後,パソコンに取りこんだ画像と,昨年暮れ以来撮り貯めたカワセミの写真を対比して見ると,この日出会ったカワセミは,これまでのものと明らかに異なる。全体としての印象も大分異なるが,一番特徴的なのがクチバシの色。新参は黒,先住は赤みがかっている。これを図鑑で調べてみると,黒はオス,赤はメスと判明した。 |
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2003.6.19 | |
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2003.1.27 |
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「いこいの水辺」で,ハゼの大木が池にオーバーハングして枝をせり出し,そこから垂れ下がった太いつるの上に,2羽のカワセミが留まっているのを見つけた。「いこいの水辺」と「ふれあいの水辺」の周辺には,3年ほど前からオスとメスのカワセミが棲みついているが,2羽同時にいるのを目撃するのはこれが初めてだ。 私は宝物でも見つけた気分でカメラを構え,2羽をズームアップしてシャッターを押したが,警戒心の強いカワセミはいち早く私の気配を察してか,シャッターが切れる寸前に2羽共,飛び去ってしまった。 ガッカリして歩きながら,未練がましく飛び去った辺りを眺めていると,2羽がいた場所近くの岩の上に,1羽の鳥が留まっている。キツネにつままれたような気分で,カメラをズームアップしてみるとカワセミだったが,私が全身を現しカメラを構えても逃げようとしない。ヒョッとしてカワセミ二世か?私は少し大胆になり,早足に写真の撮りやすい場所へ移動した。 |
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2005.6.6 | |
○親のいた蔓 ○二世?のいた岩 |
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移動した場所からカワセミ二世?までの距離は約15m,取りあえず数枚写真を撮ったが逃げようとする気配もない。私はますます大胆になり,池のほとりの斜面を滑るように降り,池を挟んで約7〜8mの距離まで接近した。親カワセミでは考えられない近さである。 少し興奮気味に数十枚の写真を撮ったが,その間もカワセミ二世は頭を動かす程度で岩の上でジッとしている。あまりに変化がないため写真を撮るのにも飽き,私が背伸びをしながら大きなアクビをすると,流石のカワセミ二世も驚きどこかへ飛び去ってしまった。 帰宅後,画像を拡大して見たところ,二世のクチバシは黒い。どうやらオスのようだ。 |
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○カワセミ2世のいた場所 ○私が写真を撮った場所 |
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アカガエルの産卵の様子を見に観音崎公園のふれあいの森へ行った。冬場は訪れる人も少ない。ヒョッとするとカワセミに会えるかもしれない?警戒心の強いカワセミを刺激しないよう,抜き足差し足で池に近づき,いつもカワセミがいる辺りを見回すと,1羽が飛び去って行く姿が目撃された。 飛び去った辺りを良く見ると,ポツンと取り残されたように,もう1羽が木の枝に留まっていた。比較的警戒心の薄いカワセミで,私が全身を現し,写真を撮りやすい場所に移動しても動かず,薄氷の張った水面をジッと眺めている。少しずつ近づきながら数枚の写真を撮り,更に欲を出して,コンクリートの歩道から外れ,池の縁にある芝生の斜面に足を踏み入れた瞬間,霜柱をバリバリ音を立てて踏みつけてしまった。さすがのんびり屋のカワセミもその音に驚き,どこかへ飛び去ってしまった。 パソコンに取り込んだ画像を拡大してみると,下嘴が若干赤みを帯びているように見える。どうやらメスのカワセミのようだが,どこかにあどけなさが残っていて愛らしい。昨年6月に出会ったカワセミ二世はオスだったので,同時期にメスも誕生していたのだろうか? |
2006.2.5 |
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遂にカワセミのツーショット写真撮影に成功した。午後2時頃,太陽が山陰に隠れ,若干薄暗くなった「いこいの水辺」の岩の上に,2羽のカワセミが留まっているのを見つけた。冬は訪れる人も少ないため,警戒心が薄らいでいるのだろう。 2003年に一度,カップルを見かけたことがあるが,ほんの一瞬の出来事で,ハッキリと2羽同時に見るのはこれが初めて。しかしながら,カワセミの寿命は平均約2年とか。このカップルは6年余前に見たカップルの,孫の子の曾孫(ひまご)か孫の孫にあたる玄孫(やしゃご)なのだろうか? 2羽は最初,少し離れた岩の上に別々に留まっていたが,下嘴の赤みがかったメスが,嘴の黒いオスがいる岩に飛び移り,ツーショットが実現した。最近は人間の世界も,女性がなにかと積極的だが,カワセミの世界も同じなのかもしれない。 しばらく眺めていると,2羽はそれなりにお互いを意識しているようだったが,それ以上は接近することなく,やがてオスは飛び去ってしまった。恋の季節にはまだ少し早かったようだ。 |
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2010.1.6 | |
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しばらくご無沙汰している観音崎のカワセミに会いたいものと,「ふれあいの水辺」へ出かけた。走水展望広場からふれあいの水辺へ通じる坂道を下り,カワセミのいる池に近づいたところで,一人のカメラマンがシジュウカラらしき鳥を撮影しているのに出会った。 私がそれ以上近づくと鳥が逃げてしまいそうなので,しばらく坂道の途中に腰かけて一休み。鳥が飛び去ってからカメラマンに近づき,「シジュウカラですか?」と声をかけた。「シジュウカラとエナガがいたのですが,エナガは撮れませんでした。先ほどまではそこの池にカワセミがいましたよ!」と言いながら,デジカメの液晶モニターでカワセミの写真を見せて下さった。 モニターに映し出されたカワセミの写真は,私がこれまで撮ったどの写真も足元にも及ばない素晴らしいものだったが,私にも「カワセミの化石」と題する奇跡的な写真が存在することを思い出し,ホームページのURLが入った名刺を差し出した。カメラマンは「私も”ウラガのカラス”の名前でウエブログを持っていますのでぜひご覧下さい。」と言われ,URLを教えて頂いた。 「今年,観音崎でオオルリとホトトギスの写真を撮りました!それもホームページに載せてあります。」と私が少し自慢げに話すと,「私は立野の近くの住宅街で,レンジャクとヒレンジャクを見ました。そこへはピラカンサの実を食べに毎年来るようですよ!」と場所まで詳しく教えて下さった。 野鳥談義にあれこれ話が咲いたが,しばらくして別れ,ウラガのカラスさんはいこいの水辺へ,私はふれあいの水辺へと向かいかけた途中で「下の池にカワセミがいますよ!」とカラスさんから声をかけられた。押っ取り刀でそこへかけつけ,カラスさんの指さす方を見ると,確かにカワセミがちょこんと留まっている。どうやらオスのようだ。 私が慌ててデジカメのシャッターを押そうとすると「それだと手ぶれで良い写真が撮れないでしょう!私の三脚を使いませんか?」とご親切にも三脚を提供して下さった。何とも心優しいカラスさんである。お言葉に甘えて数枚写真を撮ったところで,カワセミは私たちの気配を察したのか,何処かへ飛去ってしまった。 |
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2004.12.21 | |
カラスさんの三脚で撮ったカワセミ写真 |
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カラスさんと別れてふれあいの森を一周,再び池へ戻ってみると,先ほどとは場所は違うがカワセミも戻っていた。カワセミに悟られないように遠くから眺めていると,エサの小魚を求めて時々ホバリングしたり,水中に飛び込んだり,場所を転々と移動していた。 | |
夕食後,メールを開くとウラガのカラスさんからメールが届いていた。帰宅されてから早速,私のホームページをご覧になり,過分なお褒めの言葉と共に,この日撮ったカワセミの写真が一枚添付されていた。昼間デジカメのモニター画面で見た素晴らしい写真で,私の写真が残念ながら貧弱に見える。 腕前の差?カメラの差?同じ日,同じ場所で同じカワセミを撮ったとは信じられない。私だけがこれを見るのはあまりにも勿体ないと,厚かましくもお礼のメールで,私のホームページへの掲載をお願いしたところ快くご承諾頂き,掲載させて頂けることになった。 ウラガのカラスさんウエブログ:「ウラガのカラスの野鳥観察」 |
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(C)「ウラガのカラス」こと須藤伸三氏 無断転載禁止 |
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鴨居港内の磯で,越冬中のスズガモ達の写真を撮っていると,15mほど離れた岩の上に,一羽の小鳥が舞い降りた。最初はスズメかと思ったが,よく見るとカワセミだった。カワセミが海辺に?我が目を疑ったが,紛れもなくカワセミだった。私のこれまでの常識では,カワセミは渓流や清流,池や沼の近くに棲む鳥と思いこんでいたが,海辺にも棲息するようだ。 | |
2008.2.2 | |
カモの撮影を中断。カワセミに気づかれないよう,水面を凝視している姿を数枚撮影したところで,突然,カワセミが海中に飛び込み,また,元の岩の上に戻った。その動きがあまりにも速かったため,一連の動作を撮影することはできなかったが,帰宅後,岩の上に戻った直後の画像を拡大してみたところ,その嘴にカニのようなものが写っていた。 | |
カワセミは余程お腹を空かしていたのか,エサ捕りに夢中で,しばらくは私の存在に気づかなかった。ところが,私が欲を出し,より接近を試みたところ,横目でジロッとにらみ,向きを変え私を正視,シャッターを押した瞬間,岩場から飛び去ってしまった。 | |
カワセミが飛び去る方向を目で追いかけたところ,30〜40m先の別荘の擁壁に留まった。その場所の磯は港内に比べて波が荒い。面白い写真が撮れるかもしれない!接近を試みようかと思ったが,私を警戒している素振りがありありの為,これ以上エサ捕りを邪魔するのも気の毒なので,撮影を中止。スズガモ達の撮影を再開した。 | |
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「ふれあいの水辺」の橋の欄干の上に,一羽のカワセミがチョコンと留まっていた。今年生まれたばかりの幼鳥のようで,どことなくあどけない。最初は,カワセミから15m程離れたアジサイに身を隠して写真を撮っていたが,警戒心が薄いようなので大胆になり,全身を現しゆっくりと接近することにした。 1m,2m,ゆっくりと接近しながら写真を撮り,7〜8m程の距離まで接近。カワセミは私を気にする様子もなく,池の水面を凝視,小魚を見つけると突然池に飛び込み,それを補食していた。 しばらくそれを眺めていると,少し離れた場所にもう一羽のカワセミが姿を現した。そしてもう一羽。いずれも幼鳥のようだ。親鳥を含めると最低5羽のカワセミが棲み着いていることになる。カワセミは親子間でも縄張りがあり,夏が過ぎる頃には幼鳥たちも自立して何処かへ行ってしまうので。3羽同時に見ることができるのはそろそろ見納めかもしれない。 |
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2011.6.29 | |
マウスポインタで画像をポイントすると拡大写真が見られます。 | |
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カワセミは警戒心の強い鳥なので,よほど運が良くないと出会うことができないが,出会う確率を高めることはできます。秘訣と言うほどのことでもないが,その確率を高める方法をお伝えしたい。 1.時間帯:ウイークデーの早朝又は午前10〜13時頃 子ども達や犬の散歩をする人がいない時間帯が望ましい。 池周辺に自分以外の人がいないことが条件。 2.「水辺」へ近づいたら,声を出さずに,忍び足で歩く。 3.「いこいの水辺」では,池の周辺や池の中の岩の上にいることが多い。 池に枝をせり出したハゼから垂れ下がったつるの上にいることもある。 4.「ふれあいの水辺」では,池中央部の橋の欄干の上にいることが多い。 いずれにしてもカワセミは警戒心が強く敏感なので,大声で話したり笑ったり,激しい動きは禁物。カワセミがよく留まる岩や欄干の上は,フンで白くなっているので,それを目標にすると見つけやすい。 |
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