アカバナユウゲショウ
(赤花夕化粧)


フトモモ目  アカバナ科
多 年 草
花   期 4〜8月
草   丈 15〜50cm
帰化植物 南アメリカ原産
明治時代渡来



 観音崎公園・花の広場の周辺でアカバナユウゲショウが咲き始めた。つい数日前までは,チラホラ見かける程度だったが,あっと言う間にあちこちで華やかに咲いている。

 アカバナユウゲショウはヒルザキツキミソウと同じアカバナ科マツヨイグサ属の仲間で,花の雰囲気が似ているが,花の直径は1〜1.5cmで,ヒルザキツキミソウの4〜5cmに比べてだいぶ小さい。

 花は夕方開き始め,朝には萎んでしまうことから「赤花夕化粧」と名づけられたようで,なんとも粋で意味深長な名前である。ところが,ここ観音崎のアカバナユウゲショウは,昼間でも萎むことなく元気に咲いている。最近,夜と昼とを取り違えたようなテレビ番組を時々見かけるが,花まで夜と昼の見境がなくなってしまったのだろうか? 
2006.5.9
  
白花のアカバナユウゲショウ
 
 他愛もないことを妄想しながらアカバナユウゲショウの花を眺めていると,白い花が一つ目についた。我が目を疑い,目をこすり,改めて見直してみたが,紛れもなく白い花である。辺りには沢山のアカバナユウゲショウが咲き乱れているが,それ以外,白い花は見当たらない。紅一点ならぬ,白一点という感じである。

 アルビノかと思ったが,帰宅後,あれこれ調べてみると,白い色のアカバナユウゲショウはそれ程珍しい存在ではないようだ。赤い花の群落の中に,白い株が一株だけなぜ存在するのか,私にはどうも合点がいかない。それにしても,白い花をアカバナユウゲショウと呼ぶのだろうか? 
 
 

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