トキワツユクサ
(常磐露草)
別名 : ノハカタカラクサ

ツユクサ科 多年草
花 期 4〜7月
草 丈 20〜50cm
帰化植物:南アメリカ原産・昭和時代渡来


 梅雨の晴れ間に観音崎の山道を歩くと,薄暗い林の中で夜空に輝く星のような,白い花の群落に出会う。フィールドレンジャーになり立ての頃,先輩からその花の名前を「ノハカタカラクサ」と教えて頂いたが,二年ほど前,その正式名が「トキワツユクサ」であることを知った。

 暖地の樹陰等に多い南米原産の帰化植物で,ツユクサの名前がつくが,青い花のツユクサとは葉が似ているものの,花の色や形はだいぶ異なっている。

 観音崎公園内には数ヶ所トキワツユクサの群落があり,なかでも,東京湾海上センターから観音埼灯台へ通じる道の両側と,ふれあいの森と走水神社の隣接する付近には大きな群落がある。

 トキワツユクサは見かけは清楚で可憐な感じがするが,なかなか繁殖力が旺盛な植物のようで,上記二ヶ所の大群落も,年々その規模が大きくなっているような気がする。
2006.6.14


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