クルーズ客船
バルモラル
(Balmoral)

総トン数 43,537トン
全  長 218.05m
全  幅 32.3m
乗客定員 1,400名
乗 組 員 500名
就  航 1987年
船  籍 バハマ
運航会社 フレッド・オールセン・クルーズ
※横浜市港湾局HPから転載
 2009年4月6日,バハマ船籍のイギリス客船バルモラルが横浜に寄港。午前6時過ぎに観音崎沖を通過する予定なので,展望園地で出迎えることにした。

 天気は晴れだが,海上には靄がかかり,視界はあまり良くない。浦賀水道入口付近にバルモラルらしき船影が見える。日は既に昇り,海が光り輝いている。あの光りの帯の上を本船が通過する時,黄金色に光り輝くのでは?期待を込めて見守ることにした。

 午前5時55分頃,バルモラルが動き出した。徐々に光りの帯に近づいて行く。光りを浴びて,船体の一部が輝きだした。期待通りのようだ?と思ったのも束の間。光りの帯に入った本船は薄黒く変色してしまった。まるで,日食を見ているような感じになった。

5:58
 

6:06
 

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6:11
  

6:13
 意外な結果にガッカリしながらも観音崎園地へ移動。海堡沖を通過して横浜港へ向かう本船を見送ることにした。観音崎園地から眺める東京湾内の海上も,薄い靄が立ちこめていた。本船の鮮明な写真は撮れそうもない。第一海堡沖を通過する頃,船尾方向から朝日を浴び,ようやくバルモラルの白い船体が浮かび上がってきた。

6:16
 

6:21  第一海堡 
 

6:23
横 浜 港
  
 バルモラルの横浜港大さん橋着岸予定は午前8時。ドーン・プリンセスの経験から,入港時の撮影は無理と判断。昼頃までに大さん橋へ行くことにした。11時30分頃,象の鼻地区付近に到着。工事現場のフェンス金網越しに,本船が新港側岸壁に着岸しているのが見えた。

 普段,海外からの客船は,A・Bバースと呼ばれる山下公園側岸壁に接岸,C・Dバースと呼ばれる新港側岸壁には飛鳥U等の日本の客船が接岸しているケースが多い。幸い本船は新港側岸壁に接岸しているので,久しぶりに赤レンガ倉庫側から撮影することにした。
   
 赤レンガ倉庫の広場では「フラワーガーデン2009」なるイベントが開催されていた。広場の正面にはバルモラルが見える。本船の白い船体とカラフルな花々がマッチして,華やかな雰囲気を醸し出している。この日はポカポカ陽気になったため,半袖姿の外人観光客の姿も多く,どこかエキゾチックなムードも漂っていた。
 
 
 
 
 
 撮影も一段落した時,沖を見ると一隻のシーバスが目に入った。みなとみらい地区から赤レンガ倉庫を経由して山下公園へ行く船のようだ。豪華客船での船旅は夢のまた夢だが,赤レンガ倉庫〜山下公園間のシーバス料金は340円也。これなら私の軽い財布でも問題ない。海上からバルモラルを撮影してみよう!思い立って乗船場へ急いだ。
 
  
 
 シーバスはほぼ満席だったが,なんとか撮影場所を確保。シーバスから眺めるバルモラルは,陸から見るのとは異なり,刻々とその姿を変えていく。そして10分足らずで,氷川丸に隣接する山下公園桟橋に到着。あっ!と言う間のクルージング?だったが,楽しい一時だった。昼食は中華街でしよう!足取りも軽く山下公園を後にした。
 
 
 
 
 
 
 

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