クルーズ客船
サファイア・プリンセス
(SAPPHIRE PRINCESS)


総トン数 116,000トン
全  長 290m
全  幅 37.5m
乗客定員 2,674名
就  航 2004年
船  籍 バミューダ
運航会社 プリンセス・クルーズ
特  徴 日本で建造された客船としては史上最大
※横浜市港湾局HPから転載
 午前10時頃,観音崎灯台下の海岸園地で,浦賀水道を行き交う船を撮影している二人連れのカメラマンに出会った。観音崎ではカメラマンを時折見かけるが,豪華客船や帆船等の特殊船が入出港するケースに多いので,お目当ての船を尋ねてみた。

 すると,5月27日長崎で完成し,シアトルに直行したとばかり思っていた世界最大級の豪華客船サファイア・プリンセスが給油のため横浜港に寄港,16時頃観音崎沖を通過シアトルに向かうという。

 お二人はその写真を撮るため,わざわざ静岡県清水市から朝早く観音崎へ来て撮影場所を選定,サファイア・プリンセスが通過するまでは行き交う船を撮り続けるという。私はビッグニュースを教えて頂いたお礼を言ってお二人と別れ,15時30分頃出直すことにした。

 私も客船フアンと自認,今年はクイーン・エリザベス2やクリスタル・セレニティを追いかけて横浜港まで出かけたが,お二人の熱意には脱帽である。

 15時30分頃再び現地へ行くと,お二人は依然として沖行く船の写真を撮り続けている。その頃になると,カメラや双眼鏡持参の客船マニア,更にその話を聞いた行きずりの観光客も足を止め,周辺には50人ほどの人が集まった。

 ところが,16時になってもサファイア・プリンセスは姿を見せず,横浜沖を眺めても船影すら見ることができない。私は気が短い質なのでイライラしたが,例のお二人は休むことなく楽しげに沖行く船の写真を撮り続けている。

 待つこと30分,誰かが「サファイア・プリンセスが見えたぞ!」と歓声をあげた。指差す方を眺めると僅かにそれらしき船影が見える。徐々にその巨体は姿を現し第二海堡・第一海堡の傍を通過したが,さすがの海堡も豪華客船の前では霞んで見える。

 乗客定員2,674人,乗組員1,238人,合計3,912人を収容する14階建てのサファイア・プリンセスは,巨大なシアターやプールも備え,さながら浮かぶ超高級ホテルの感がある。その巨大船が観音崎沖を通過したのは,予定の約1時間遅れの16時55分であったが,私もしばし時のたつのを忘れ気品漂うプリンセスに見とれていた。
2004.5.29

第二海堡

第一海堡

東京湾観音
 「サファイア・プリンセス」は三菱重工・長崎造船所で建造中の2002年10月,船内で火災が発生して炎上40%を焼失したが,懸命の修復作業で完成に漕ぎつけた。当初「ダイヤモンド・プリンセス」と名づけられるはずであったが,同じ時期に造られた同型の客船と名前を交換して 「サファイア・プリンセス」と名づけられた。
Bon Voyage SAPPHIRE PRINCESS!

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