カラアゲハ
(烏揚羽)
チョウ目 | アゲハチョウ科 | |
前ばね長さ | : | 春型45〜55mm |
夏型55〜65mm | ||
見られる時期 | : | 5〜9月 |
カラスアゲハは一見したところ,その名の通り全身がカラスのような黒い羽をしているが,羽に当たる光線の角度により,タマムシのように美しく輝いて見えることがある。 |
2006.9.2 |
カラスアゲハに出会う度,そのタマムシのように美しい羽を写真に撮りたいものと,これまで何回もトライしてきたが,花の上を忙しなく飛び回り,花に留まっても羽を小刻みに震わせ開閉するカラスアゲハに手を焼き,なかなか思うような写真が撮れなかった。 ところがこの日のカラスアゲハは,ヤブカラシの花の吸蜜に夢中で警戒心が薄く,私の存在はほとんど眼中にないのか,2〜3mの至近距離から撮影することができた。撮影中は気づかなかったが,写真を改めてじっくり眺めてみると,後ろバネの裏には赤い紋があるが,表には見当たらず,全体が青みがかっている。どうやら写真のカラスアゲハはオスのようだ。 観音崎公園内にはカラスアゲハの幼虫の食草クサギやカラスザンショウが多数自生,食糧には不自由しないこともあってか,5〜9月にかけてその美しい姿を容易に観察することができる。 |