令和6年度第3期所蔵品展 特集:かながわ散歩 2024年10月26日 (土) 〜 2025年2月16日 (日) 無料観覧日:11月3日(日・文化の日) |
谷内六郎館へ |
大人たち | ||
10月26日(土)~2月16日(日) | ||
《リモコン》1979.4.26号 |
《かけて》1964.11.2号 |
《ボールとらして下さい》1978.2.23号 |
(C)Michiko Taniuchi | ||
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https://www.yokosuka-moa.jp/outline/furusato.html
お楽しみマップ |
「恋人の聖地」に選定! |
2007.11.21「読売新聞」朝刊の横須賀版に“横須賀美術館が恋人の聖地に”との記事が掲載されていた。「恋人の聖地」?あまり聞き慣れない話だが,県内では箱根彫刻の森美術館に次いで2番目,全国で54番目。これまでに六本木ヒルズ展望台や清里清泉寮などが選定されているとあるので,素直に喜べばよさそうだ。 早速,観音崎を誰かとデートして,美術館でプロポーズしたいところだが,古女房のいる身としては叶わぬ夢である。確かに森と海に囲まれた横須賀美術館のロケーションは素晴らしい。今年の夏,美術館の屋上から,眼前の東京湾を行き来する船を眺めながら,ビアーガーデンでも造って,生ビールでも飲んだら美味しいだろうな!と夢見たことを思い出した。 |
屋上展望室内に設置された銅製銘板 |
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2024.7.5発行 タウンニュース横須賀版 |
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2006年11月3日文化の日に開催された観音崎フェスタのメイン会場・観音崎園地へ行くと,入口付近に「横須賀美術館 建物ツアー」の立て看板があり,傍でイベント会場の案内図とウチワが配られていた。 早速,ウチワを頂いたところ,その片面には谷内六郎さんの「週刊新潮」表紙絵”金の砂 銀の砂”の一部,裏面には横須賀美術館 谷内六郎館 2007年4月28日県立観音崎公園にOPENの文字が描かれ,横須賀美術館のオープンが近いことをPRしていた。 この日は園内各所で盛り沢山なイベントが開催されていたが,先ずは「横須賀美術館 建物ツアー」の受付がある美術館PRブースへ直行,建物ツアーの第一回,10時からの見学を申し込んだ。 |
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10時の集合時間まで30分ほどの余裕があったので,美術館の周辺を歩いてみると,しばらく前まであった目障りな塀も既に取り払われ,美術館の全貌が姿を現していた。 地上2階,地下2階,総ガラス張り,全体が薄緑色をした美術館の建物は,自然との調和を相当考慮した建物のようであるが,正直のところ,周辺の自然にマッチしているようでもあり,近代的過ぎて違和感があるようにも感じられる。 これから建物の周辺に樹木類が植栽されたり,花壇が設置されたりすることによって,美術館を取り巻く景観も大きく変わると思われるので,現時点での下手なコメントは差し控えるが,観音崎の森により溶け込んだ美術館となることを期待したい。 |
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完成予想模型 |
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観音崎京急ホテル下の磯から |
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左手前:谷内六郎館 右手奥:本館 |
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美術館裏から東京湾遠望/右手白い建物が谷内六郎館 |
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集合時間の5分前に美術館へ行くと,ワークショップへ案内された。そこには既に30人ほどのツアー参加者が集まっていて,私が席に着くと早速説明が始まった。どうやら私が最後の参加者だったらしい。 説明終了後,館内での撮影の是非を確認したところ「現在は作品が展示されていないのでご自由に写真を撮って頂いて結構です。」とのご返事を貰ったので,遠慮なく撮影することができた。 |
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集合場所のワークショップ |
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エントランスホール |
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エントランスホール |
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展示室1 |
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展示室2 |
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展示室3 |
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展示室4 |
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ギャラリー |
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館内を一巡して嬉しかったのは,自然採光がふんだんに取り入れられていることと,無料スペースがあることだった。特に,無料スペースには一部館内を観覧できる情報スペースや美術関係書を閲覧できる図書室があり,観音崎公園を散策がてら立ち寄らせて貰うにはもってこいの場所になりそうだ。 | |
屋上広場 |
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屋上広場の館内入口 |
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屋上広場から東京湾遠望 |
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情報スペース |
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図書室前 |
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谷内六郎館 | |
本館の見学終了後,別館の谷内六郎館へ案内された。別館は本館に比べてこぢんまりとしているが,谷内六郎さんの作風に相応しい気もする。来春オープンの開館記念展では「谷内六郎のまなざし」と題して100選が展示される予定とのこと。 開館記念展は4/28~7/8迄開催されるが,以後は年4回,3ヶ月毎に作品を入れ替えて展示する予定とか。谷内六郎さんのご遺族からは,横須賀市に1319点の作品が寄贈されたと聞くので,仮に1回100点展示するとして,年に400点,全作品が一巡するまで,ほぼ3年間かかることになる。気の長い話であるが楽しみでもある。 |
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谷内六郎館の入口付近から前方を見ると,大きな開口部が目につく。厚い強化ガラスがはめ込まれているので窓と言うことになるが,前方の東京湾を借景,額縁に入った風景画風に仕立てられていると言う。 | |
その窓から外を眺めると,南国ムード溢れる観音崎京急ホテルを前景に,東京湾が遠望できてなかなかの眺望だが,目の前を横切る電線と電柱がいかにも目障りである。案内された方にそのことを指摘すると「ご安心下さい。来春4月のオープンまでにはすべて地中に埋設される予定です。」とのご返事があり安堵した。 | |