ヤブツバキ
(藪椿)


ツバキ科  常緑小高木
樹高:5〜10m




 冬の観音崎を代表する花はヤブツバキ。観音崎では自生と植栽されたものとが混在しているが,赤いヤブツバキの花は,11月中旬から春の3月頃まで,観音崎のいたるところで見ることができる。 開花状況は場所によりバラツキがあり,低地の暖かいところほど開花が早く,比較的高いところでは半月から1ヶ月ほど遅くなる。

 観音崎ではヤブツバキの他に,植栽された園芸種の椿を各園地内とその周辺で多数見ることができるが,私はシンプルなヤブツバキが好きだ。冬の花の少ない時期に咲く赤いヤブツバキの花はどこか可憐で,それでいながら色っぽさを感じさせる。観音崎では赤いヤブツバキの他に,植栽されたシロヤブツバキを戦没船員の碑と観音埼灯台の傍で見ることができるが,数は少ない。
2010.12.16
 
  
  
    
シロヤブツバキ
   
 
自生のシロヤブツバキ
  
 2009年10月までは灯台下の崖地に,自生のシロヤブツバキが1本生えていたが,崖地の崩落防止工事のため,2009年11月,保護のお願いも空しく伐採されてしまった。最近の公園内の安全対策工事は,安全を重視するあまり,自然や景観保護が軽視されているように思えてならない。コンクリートや金網で覆われた場所は安全ではあるが,寒々として潤いが感じられない。
 

2007.12.18
 

2003.1.17

2009.11.31
新芽
  

2002.6.3
  

2003.6.30
 

2005.8.23

写真集
 

海蝕洞窟付近   2006.11.17
 

灯台登り口付近   2001.11.30
 

戦没船員の碑付近   2004.11.24
  

観音埼灯台付近   2004.12.20
  

海蝕洞窟前   2003.11.8
  

観音埼灯台下磯   2003.11.8
  

海蝕洞窟付   2003.10.8

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