馬堀海岸
うみかぜ画廊

壁画一新
 

2015.2.20発行「タウンニュース・横須賀版」から転載
 





 
海風画廊  01
 
海の情景
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2013年度卒) 高城 玲那
山本 美友
  
海のイメージをデザイン的に構成してみました。
青系の色彩をグラデーション(少しずつ変化)させて波や遠近感を表し,
水面下の魚たちが優雅に泳ぐ配置で情景を表現しました。
東京湾の海水がいつまでも清らかであるように願っています。
 
  





 
海風画廊  02
 
海岸からのイメージ
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 原田 野乃
本間 友佳
  
馬堀海岸から連想していった海の中の風景をいろとりどりに表現してみました。
絵の具を薄く重ねて背景に奥行きを,点描で手前の岩のゴツゴツした感じを,
絵の具を厚く重ねて魚の存在感を出すように努めました。
 
  





 
海風画廊  03
 
真 夏
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 岡  ありさ
本郷 真緒
   
夏の横須賀の海をイメージしました。
澄みきった青い空に,雲が水平線まで続いています。
女の子が見ているのは,クジラのような形の雲です。
青と白のコントラスト(対比),画面に散らばる原色が気に入っています。
 
  





 
海風画廊  04
 
遊泳するものたち
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2013年度卒 早川 由真
 
特定の海を思い浮かべてはいません。
淡い色の中に,海への憧れやそこに生きるものたちへの
慈しみの思いを反映させたかったのです。
竜宮城への橋渡しをしてくれる亀や魚たちは,きっとこのように泳ぐのかと想像します。
    
  





 
海風画廊  05
 
第二の宇宙
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 内田  爽
 
「海は第二の宇宙だ」。
ドキュメンタリー映画「オーシャンズ」冒頭で語られたこの言葉に強い影響を受け,
本作を制作するに至りました。
依然として謎に包まれる海の神秘と生命の尊さを感じていただきたいと思います
 
  





 
海風画廊  06
 
海の情景
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 高橋 歩実
渡 由菜
   
海の浅瀬の美しさと海風の当たる場所のイメージで描きました。
画面右の木々は,横須賀美術館が建つ前にあった雄大な桜の木を表現し,
中心の少女は,風を海から陸に運ぶ象徴として描きました。
鳥は,未来の輝きを表しました。
 
  





 
海風画廊  07
 
生命の輝き
 
横須賀市立横須賀総合高校 (1年次) 入澤 友香 M田 瑞穂
佐藤 夏海 黒田 紗嬉
   
生命が輝く広大な海に,親子イルカが泳いでいる様子を表現しました。
母イルカの優しい眼差しは,子イルカとの深い親子愛を示しています。
そして,鮮やかな小魚たちにより,画面を楽しくにぎやかに仕上げました。
 
  





海風画廊  08
 
「愛」
 
横須賀市立横須賀総合高校 (3年次) 蛭田 泰平
              (2年次) 三井 楓人
    
海辺を舞台に,さまざまな情景が展開されます。
それは,自然界だけではなく人々の生活や心のドラマもあることでしょう。
画家のムンクやクリムトへのオマージュ(尊敬・敬意)の想いも込めて,
「愛」をテーマに表現してみました。
 
  





 
海風画廊  09
 
広がる海
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 城戸 彩夏
越野 朋美
   
画面中央にある光を中心に広がる海に,
空を飛ぶカモメ,シンメトリー(対象)に優雅に泳ぐクジラ,
静かな海をふわふわと漂うクラゲなど,
同じ海でも住む世界の異なる生き物たちをモチーフ(題材)として,
海の広さを表現しました。
 
  





 
海風画廊  10
 
潮騒に耳を澄ます
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 菊池 果南
小川 佳苗
   
海の音に耳を澄まして,海の匂いや海の風を感じている女の子をイメージして描きました。
横須賀の海を彷彿とさせる色とりどりの魚たちや,空や月から
海での思い出などを思い浮かべてもらえれば嬉しいです。
 
  





 
海風画廊  11
 
真夏の磯
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2013年度卒) 佐々木 瞳
     
三浦半島には,浜辺と磯が交互に現れる変化に富む海岸線があります。
この絵では,その中の岩場がある磯をイメージしてみました。
夏の強い直射日光は,濡れた岩に反射してハレーション(白くぼやける現象)を起こします。
 
  





 
海風画廊  12
 
カラフル・シー
 
横須賀市立横須賀総合高校 (3年次) 磯部 凪沙
    
私は,校内の課題研究で「パブリック・アート」について研究調査しました。
この海岸を走る車やジョギングする人々の目を一瞬でも楽しませるよう,
彩り豊かな図案を構成したかったので,
「カラフル・シー(Colorful Sea)なのです。
 
  





 
海風画廊  13
 
水の流れ
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2年次) 淺野 萌
武井 美津穂
   
横須賀の素晴らしい海とさわやかな空をイメージし,
2分割した画面構成の中に描きました。
海のもつ水の流れとその中に生息する生き物を
トライバル模様(弧を組み合わせたデザイン)で抽象的に,
また,空はカモメの浮かぶ広い空間で表現しました。
 
  





 
海風画廊  14
 
深き青
 
横須賀市立横須賀総合高校 (2013年度卒 中村 結衣
     
光の届きにくい海の奥,
人知れず語り合う魚や様々な生物たちの息遣いが聞こえてくるようなイメージを表現しました。
青系の色彩をグレージング(絵の具を溶き油で薄め塗る技法)するなど
油彩の特質を生かして水の深さを表してみました。
 
  





 
海風画廊  15
 
OPEN the Door
 
横須賀市立横須賀総合高校 (3年次 橋本 実佳
     
横須賀で忘れてはならないのは,ペリー提督率いる黒船船団です。
開国の地として,世界への玄関口としての東京湾に
今日も数え切れないほどの船が行き交っています。
歴史上の衝撃的事実をイラスト化してみました。
 
  





旧作品
 馬堀海岸・防潮堤の「うみかぜ画廊」が完成した。横須賀市港湾部港湾企画課の募集に応募した沢山の作品の中から,20作品が選ばれて制作展示されている。場所は国道16号の市営プール入り口から馬堀海岸四丁目東の交差点まで,約1000mほどの防潮堤に,20作品がほぼ等間隔で描かれている。

 画題は場所柄と横須賀のイメ−ジを反映して,海に関連したものがほとんど。横長のコンクリート製キャンバスには,海・灯台・猿島・船・カモメ・魚等々が,カラフルに描かれ,無機質な感が強い防潮堤の景観に,南国の植物と共に潤いを与えている。

 現在,画が描かれているスペースは長い防潮堤全体のごく一部。できることなら端から端まで,現在の半分くらいの間隔で画を増やして貰えないものか?港湾部港湾企画課にお尋ねしたところでは,現在のところ増やす計画はないとのご返事だった。

 防潮堤と並行して走る国道16号は,横須賀市街と観音崎公園,横須賀美術館方面を結ぶ観光道路でもある。新観光名所として,基地の街というイメージの強い横須賀のイメージアップを図るためにも,ご再考頂きたいと願うのは私だけだろうか?
2009.9.24
  
うみかぜ画廊  01
 
  
ガタン ゴトン でんしゃにのって,どうぶつたちが やってきます。「みて みて,うみが みえるよ。」そこは,家族がいつも見ていた海。僕たちの大好きな海です。





うみかぜ画廊  02
  
   
この絵は色々な国の様々な人種の男の子と女の子が描かれています。彼らは地域社会をリサイクルや近所の掃除をお手伝いする事によって助けています。





うみかぜ画廊  04
  
    
家から見えるきれいな夕日と,かわいい子ども達。私の大スキなものを絵で表現しました。





うみかぜ画廊  05
 
   
どんどん新しくなる横須賀。しかし古い横須賀の姿も記憶に残してもらいたいと考え,明治時代に描かれた風景画を(忠実に・・・とは言えませんが・・)模写しました。
2009年8月24日三笠公園へ出かけた帰途,馬堀海岸の国道16号をバイクで走行中,防潮堤に画を描く人に気づいた。バイクを止めてよく見ると,馬堀海岸埋め立て前の画のようだ。

 私は50年ほど前は東京に住んでいたが,ある夏,たまたま浦賀へ出張で来た折,海水パンツを持参,仕事帰りに埋め立て前の馬堀海岸で泳いだことを思い出した。その時,なんとライバル関係にある某社営業マンと鉢合わせ,お互いに苦笑いしたことがあった。その頃の海岸線は,現在の県道208号の直ぐ間近にあった。

 懐かしさのあまり作者の松本さんに声をかけ,あれこれ伺ったところ,この日が作品完成の締め切り日。最後の仕上げをしているとのこと。そのお忙しい最中,私の質問に嫌な顔ひとつせず,にこやかに応対して頂いた。お話しによると,画題は「大津村より横須賀を望む」。昭和56年発行の「大津郷土誌」に掲載されていたモノクロ写真に色づけ,再現したという。

 帰宅後,2009年3月14日「横横開通プレイベント」の際,横横道路上から撮影した写真と構図が似ていることに気づいた。比較して見ると,海岸線の湾曲している全体の景観は似ているものの,海が沖合に遠のき猿島に迫り,住宅やビルが密集している様子が良くわかる。
「大津村より横須賀を望む」原画(明治26年夏7月)

「横横道路から横須賀を望む」(2009年3月)





うみかぜ画廊  06
 
   
中国では風流人のことを文人墨客といいます。私たちサロンは水墨画を楽しむ中高年の集いです。弟橘媛命の神話を詠んだ俳句と波の絵で「走水」を表現しました。





うみかぜ画廊  07
 
   
ガリレオが望遠鏡を天に向け宇宙の扉を開いて400年,記念する世界天文年2009,この地から海への扉を開いている私たち,そして大切な太陽を観る感謝を浜木綿にこめて





うみかぜ画廊  08
 
   
少し海から離れたところでみた時に壁面と海が一体となっているように,そして波の表現を絵本のような雰囲気でデフォルメして夢のような世界から現実の海が空へと続いていくイメージで描きました。空や海と一緒にみて楽しんでください。





うみかぜ画廊  09
 
  
家族全員で作品づくりに携われるように手のひらを使った作品づくりを思いつき軍手をハケがわりに色とりどりの魚を描きました。





うみかぜ画廊  10
 
   
毎日犬達と散歩している馬堀の海。魚が泳ぐのも見えるきれいなこの海を愛犬と共に魚になって泳げたら,どんなに素敵だろうという想いを表現しました。





うみかぜ画廊  11
 
    
海の中から見上げた横須賀もキレイだと思います。





うみかぜ画廊  12
    
   
私は私にできることをしているだけ,私達は私達にできること,世界を変えるクリキンディ





うみかぜ画廊  13
 
   
横須賀出身の山口百恵さんや渡辺真知子さんの歌からコスモスとカモメを選び,観光スポットとして注目されている猿島,海軍など横須賀をイメージするものを取り入れました。





うみかぜ画廊  14
 
   
機械のような生きものと空のような海,こんな面白い世界があったらいいなあという思いがつまった作品です。影をつけずにカラフルに仕上げたのもポイントです。





うみかぜ画廊  15
 
    
この絵はたくさんの人に訪れてほしいと願いを込めてつくりました。カラフルな足跡は,人々の個性を表したもので,背景の海は,海の散歩道をモチーフにしています。





うみかぜ画廊  16
     
    
車の窓から見て,「あれおもしろい!」「きれいだねー。」という,みんなに楽しんでもらえるようなデザインがいいなと思い海の生きものを,パズルにして描いてみました。





うみかぜ画廊  17
 
   
横須賀からは,JazzやPopsといった音楽が沢山生まれてきました。その音楽と共に育ってきた「横須賀」という街をこの絵から感じていただければ嬉しいです。





うみかぜ画廊  18
    
   
海が近くにあるということから,「海の音がいつも聞こえる町」をイメージしてかきました。華やかさと穏やかさが一緒に伝わればいいと思います。





うみかぜ画廊  19
     
    
横須賀は,海が身近にある風光明媚な所です。いつまでも鳥や生き物が集まる風景や自然環境が美しい郷土であって
欲しいと思い描きました。





うみかぜ画廊  20
    
    
海と共にあった横須賀の歴史をイメージして制作しました。
書いてある数字は横須賀市の記念となる西暦です。時計と空の色の変化は時間を意識しやすい様にデザインしました。
馬堀海岸高潮対策事業
     
 「うみかぜ画廊」のある馬堀海岸は,平成7&8年の台風による高潮で大きな被害を受けました。高潮の脅威から生命と財産を守るために,地元住民や漁業関係者の理解と協力のもと,高潮対策事業が実施され,平成18年3月に完成しました。この度,画が描かれたコンクリート堤は,旧防潮堤に相当するもので,この外側に新たな護岸設備が築造されました。
 
 

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