観音崎から
東京スカイツリー
TOKYO SKY TREE

NHK BSプレミアム放映
展望スポット
「タウンニュース・横須賀版」に写真掲載
建設中のスカイツリー見物
観音崎から東京タワーも見えた!
筑波山も見えた!

NHK BSプレミアム放映
  
 2012年5月22日(火)東京スカイツリー(東京・墨田区)がオープンした。高さ634m。東京タワーの約2倍,自立式電波塔としては世界一となった。記念式典には墨田区出身の王貞治さんらが出席してテープカット,正午に開場した。

 ツリーの着工は2008年2月。昨年3月11日最高点に達する直前,東北地方太平洋沖地震に見舞われたが被害はなく,一週間後の3月18日目標の高さ634mに到達。その後,展望台の内装などの関連施設の工事を行い,震災の影響もあって予定より2ヶ月遅れで完成した。東京タワーは敗戦からの復興のシンボルとされているが,東京スカイツリーは東日本大震災からの復興のシンボル,東京の新しいランドマークとなることだろう。

 オープンを前にテレビ局各社は,連日のように競ってスカイツリーの特別番組を放映していたが,その一つ,NHK BSプレミアムで5月17日(木)に放映された『関東平野 どこから見える?絶景スカイツリー』に観音崎が絶景スポットとして登場したのでご紹介したい。
(注)青枠の写真はNHK BSプレミアムの画面から転載
 
 
 
 
 
 
 NHK関連の番組制作会社から,私のところへ取材協力の依頼があったのが4月上旬。東京スカイツリーが見える観音崎の撮影スポットを案内して欲しいとのことで,軽い気持ちでお引き受けしたが,この時期は霧や靄(もや)等が発生して視界が悪い日が多い。当日の気象条件が心配になり,見えない場合を想定して数枚の写真を準備した。

 撮影予定日は5月3日に決定。ところが前夜からの記録的な大雨でこの日は撮影中止,5月5日に延期されたが,結果的にはこれが幸いして絶好の撮影日和となった。豪雨で空気中のホコリが洗い流され,京浜や京葉の工場の大半がGWでお休み,大型トラックや商用車の交通量も少なくスモッグの心配もない。スカイツリーがハッキリと見える。

 午前9時,観音崎ビジターセンター前で集合。気温が上昇するとスカイツリーが霞の彼方へ消えてしまう恐れがあるため,打ち合わせもそこそこに撮影スポットの観音崎園地の浜へ向かったがレポーターの竹内優美さんをご案内する形で,私も画面に登場する破目になった。
   
 観音崎園地の浜辺で撮影後,灯台の上で撮影が行われた。レポーターの竹内優美さんは高所恐怖症とのことだったが,撮影が始まると終始笑顔。さすがプロと感心したが,終わった途端,少し青ざめていたのはご愛敬でした。

灯台上で撮影中のスタッフ
 
  
 放送はNHK BSプレミアム5月17日(木)午後9時〜10時30分。富士山・筑波山・高尾山・大室山等々,東西南北各地の絶景スポットと並んで,観音崎は「海からそびえ立つスカイツリー」として紹介された。

 若山彰さんが歌う「喜びも悲しみも幾歳月」をBGMに観音埼灯台や観音崎公園,そして当日カメラマンが撮影したスカイツリーが映し出された。スカイツリー全面の海上には,乗合の釣り船と手こぎのボートが数隻浮かび,その直ぐ傍を大きなセメント運搬船が横切っていった。
 
 
 
 
 撮影当日は好天に恵まれ,スカイツリーが見えなかった場合に備えた写真は不要となったが,放送では司会の恵俊彰さん,アシスタントの竹内優美さんから,撮影日順に私の写真が紹介された。この日の体験は金銭には換えがたい貴重なもので,私にとって思い出深い一日になった。

2010.8.6
 

2010.9.25
 

2011.2.13
 

2011.11.22
 

2011.11.25
 
 
    

2012.5.5
  

展望スポット
  
 観音崎には東京スカイツリーの展望スポットが6ヶ所ある。但し,見ることができるのは,晴れてスモッグ等が発生していない,視界良好な日に限られる。その為,春〜夏はあまり期待できないが,空が澄んで見える秋〜冬がチャンスとなる。

 観音崎から東京スカイツリー迄の直線距離は約50km。肉眼ではよほど視力が良くないと見られないので,双眼鏡と磁石を持参されることをお勧めしたい。観音崎から見える方角は,磁石で表示される北(磁北)の約10度東側。手前に浮かぶ人工島・第二海堡の右側に見えるが,場所によって少しずつずれる。

 東京スカイツリーは東京都墨田区押上に建設中の電波塔で,完成すると高さが634mとなり,自立式電波塔としては世界一の高さとなる。着工当初は高さを610.6mとする計画であったが,東京近辺の旧国名である武蔵の国に因んで634m(むさし)に変更されたと言う。

 東京スカイツリーの完成は2011年12月末の予定で,下記写真撮影時の高さは470m。更に164mが積み上げられる事になる。これから約1年余,成長する東京スカイツリーの姿を追いかけてみたい。
2010.9.30

@観音埼灯台
 
 観音埼灯台の門を入ってすぐ右側に受付窓口がある。その窓口に背中を向けて立つと,そのほぼ真正面に東京スカイツリーが見える。もし判らない場合は,受付のご婦人に尋ねれば親切に教えてくれる。

 灯台構内には2台の双眼望遠鏡が設置されているが,前方に大木が生い茂っているため東京スカイツリーを見ることはできない。設置場所を変えるか,大木の枝を払うか一考を要する。

2010.9.29
 

2010.9.29
完成後
 

2012.6.10

2012.6.10
A-1 観音崎園地・磯
 
観音崎園地磯の先端から見るスカイツリーはまるで海の中からそそり立っているように見える。

2010.10.27

2010.10.27
完成後

2012.6.10

2012.6.10
A-2 観音崎園地・桟橋付近
     
 観音崎バス停近くの観音崎園地の海岸からは,ほとんどの場所から第二海堡の右側に東京スカイツリーを見ることができる。

2010.9.25
  

2010.9.25
B横須賀美術館屋上
 
 横須賀美術館の屋上建物内には,ニコン製の30倍双眼望遠鏡が設置されている。建物内への入場及び望遠鏡使用は無料なので,ぜひ立ち寄って東京スカイツリーをご覧いただきたい。
 
 
 東京スカイツリーが見える方角は,東京湾に向かって左側奥。観音崎京急ホテルの建物越し,第二海堡の右側に見える。30倍双眼望遠鏡で見るスカイツリーは鮮明で,デジカメで撮った写真とは比べものにならない。双眼望遠鏡の画像をデジカメに取り込めたらと思うのだが,良い方法があったら,ぜひご伝授いただきたい。

2010.9.25
 

2010.9.25
完成後
 

2012.8.23
C三軒家園地
 

2010.9.25
 

2010.9.25
D京急ホテル下・ボードウォーク
 
 ボードウォークからの眺めは,京急観音崎ホテル内からの眺めとほぼ同じと思われる。第二海堡のすぐ右側にスカイツリーが見える。

2010.9.29
 

2010.9.29
E走水展望広場
  
走水展望広場の右端から,第二海堡の右上に東京スカイツリーが見える。

2010.9.29
 

2010.9.29
完成後
 

2013.9.9
走水坂上
  
 走水坂上は富士山の撮影スポットとして知られているが,富士山のみならず,横須賀市街地から横浜・川崎,更には東京・千葉方面までも望める大パノラマが広がっている。東京スカイツリーは大パノラマの右端,観音崎とは異なり,第二海堡の左側に見える。

2010.9.25
 

2010.9.25
「タウンニュース・横須賀版」に写真掲載
 
 私が三軒家園地から撮影した東京スカイツリーの写真が2010.11.5付「タウンニュース・横須賀版」に掲載された。記者の方が美術館の屋上から撮影を試みたが,気象条件に恵まれず撮影できなかったため,私の写真を提供させていただくことになった。
 

建設中のスカイツリー見物
 
 観音崎から東京スカイツリー迄の直線距離は約50km。観音崎から見るスカイツリーでは飽きたらず,我が家の忘年会を兼ねて家内と建設中の現場近くへ出かけ,帰途,東京見物をしてきた。

 京急・堀ノ内駅から快速特急で都営浅草線・押上駅まで直行。家を出てから2時間足らずで目的地に到着。意外と近い。地下駅から地上へ出ると,巨大な電波塔が眼前に迫ってきた。現在の高さは511m,来春には634mに到達するとか。完成が待ち遠しい。
2010.12.8
   

押上駅前
 押上駅から東武伊勢崎線とほぼ並行して流れる北十間川(西に隅田川,東に旧中川と接続する運河)沿いに写真を撮りながら隅田川・浅草方面へ移動。途中,川に架かる4つの橋が撮影ポイントになったが,橋の上には水曜日にも関わらず,数多くの見物客が訪れていた。
   

東武橋
  

東武橋
 

小梅橋
 

源森橋
 

枕橋
 

スカイツリー・墨田区役所・勝海舟像
 

アサヒビール本社ビル壁面に映ったスカイツリー
 浅草・吾妻橋のたもとから水上バスに乗り浜離宮へ。乗船時間約35分。隅田川には勝ち鬨橋はじめ思いの外,多くの橋が架かっているのを再認識。途中,水上バスから,東京見物の主役の座をスカイツリーに譲る?東京タワーが心なしか寂しげに見えた。

 東京タワーが完成したのは,今から半世紀前の1958年(昭和33年)。私が東京タワー近くで高校生活を送っている時だった。入学した頃は,展望台下の鉄骨部分だけだったが,日毎に高くなっていくタワーの姿は,敗戦からの復興を象徴しているように思えたものだった。

 映画「ALWAYS三丁目の夕日」に登場する建設途上の東京タワー。朝な夕な,登下校の度になにげなく眺めた東京タワー。あの頃が懐かしく思い出される。東京スカイツリーと東京タワー,新旧二つの電波塔を眺めて,柄にもなくセンチメンタルになってしまったようだ。

墨田区役所・スカイツリー・アサヒビール本社・水上バス
 

水上バスから東京タワー
 

浜離宮から東京タワー
観音崎から東京タワーも見えた!
  
 二年ほど前,観音埼灯台の受付嬢から,気象条件が良い日はスカイツリーだけでなく東京タワーも見えると聞き,チャンスを狙っていたが,なかなかその様な機会に恵まれない。

 たまたまこの日は天気も良く,空気も澄んでいて絶好の条件と思われたので,目印として教えられたもくもくと白煙を上げる火力発電所?の煙突の右辺りを目を凝らして探してみたが,肉眼では見つけることができない。

 あいにく双眼鏡は持参していなかったので,光学30倍のカメラでズームアップしたモニター画面を見ると東京タワーらしき姿が微かに見える。兎にも角にも写真を撮り,帰宅後パソコンに取り込んだ画像を拡大したところ,ハッキリそれと判る東京タワーとその少し右手には霞ヶ関ビルが写っていた。
2013.2.17
 
筑波山も見えた!
 
 台風19号通過の翌日2014年10月14日(火),スカイツリーの写真を撮りに観音崎へ出かけた。台風の後は空気中の汚れが洗い落とされるせいか,遠方の景色がくっきり見えることが多い。この日も期待に違わずスカイツリーや東京湾アクアライン等が美しい姿をあらわしていた。

 スカイツリーの写真を数枚撮った後,なにげなく少し離れた右手を眺めたところ,島らしきものが見えた。あんな所に島があったっけ?城ヶ島から大島を眺めたことはあるが,あんな場所に大島があるはずがない。筑波山だ!

 観音崎から筑波山までは,直線距離で約100km超。スカイツリーまでの距離の約2倍ある。筑波山が見えるという話は以前から耳にしていたが,見えるのは年に数回あるかなしとか。これまで一度だけそれらしき朧気な姿を見たことはあるが,このような状態で見るのはこれが初めて。久しぶりに,胸をときめかせて写真に納めた。
 

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