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鴨居中学校校庭の土手と道路の向かい側の傾斜地でシンテッポウユリが花盛りだ。タカサゴユリも混じっているが,数はシンテッポウユリの方が多いように思われる。シンテッポウユリやタカサゴユリは観音崎公園内でも時折見かけるが,ツボミが開きかけた頃になると誰かが切り花?として持ち去るのか,花が萎れる前に,ほとんどが姿を消してしまう。その点,鴨居中学校付近は人目につきやすいことと,危険な傾斜地であることが幸いしてか,年々,その数を増している。 |
2006.8.21 |
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シンテッポウユリは沖縄諸島が原産のテッポウユリ(鉄砲百合)と台湾原産のタカサゴユリ(高砂百合)の交配種で繁殖力が旺盛である。タネで繁殖するため,鴨居中学校付近のように日当たりの良い傾斜地では,近年,急速にその勢力を拡大している。 |
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シンテッポウユリとタカサゴユリは同じような場所でほぼ同時期に開花する。草丈や葉の形状も似ているため区別がつきにくいが,花全体が純白のシンテッポウユリに対して,タカサゴユリの花の外側には赤褐色の筋があるので,この点に注意すれば見分けがつく。 |
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ふれあいの森のロッジ付近で,妙なシンテッポウユリ?を見つけた。ツボミの段階では外側に薄い赤褐色の筋があるのに,開花するとその筋が消えて純白に見える。ツボミの段階ではタカサゴユリだが開花するとシンテッポウユリに変身するのだろうか?シンテッポウユリはテッポウユリとタカサゴユリの交配種のため,このような中間種?も存在するように思われる。 |
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