センニンソウ
(仙人草)
キンポウゲ科 つる性多年草
有毒(全草)
センニンソウが見頃を迎えた。十字架のような純白の花をつけたつる植物で,観音崎では海岸部を中心に,あちこちでお目にかかることができるが,たたら浜園地の崖地に沿って咲く群落は特に見事である。群生した花に近づくと,ジャスミンやラベンダーほどではないが,微かな芳香を放つ私の好きな花の一つである。 |
|
2004.8.30 | |
|
|
名前の由来を改めて調べてみると,種子のように見える果実に付いている白い毛が、仙人の髭や白髪を思わせることからセンニンソウと名づけられたとあった。私はこれまで,花の群生している状態から名づけられたのであろう?と勝手に思いこんでいたのでいささか意外であった。 センニンソウの花もピークを過ぎ,花びらが散った後,種子のような果実が目につきだした。まだ完全に熟していないが,それがかえって瑞々しく見える。まだ仙人の髭のような雰囲気は感じられないが,これからどのように変化するのか楽しみである。 |
|
2004.9.17 | |
2004.9.17 |
|
2004.10.22 |
|
2004.11.20 |
|
|
|
たたら浜園地でセンニンソウの美しい群落に出会った時,私は遠目にそれが天女の羽衣のように見えた。近づくと微かな芳香が漂い,羽衣を脱ぎ捨てた天女がたたら浜で水浴をしているのでは?と妄想をたくましくしたが,どうやら私の頭は夏の暑さに相当いかれていたようである。 | |
2002.9.10 | |