ニホンウナギ
(日本鰻)

 和田川にウナギが出没するようになって8年が経過。行政機関と地元町内会の和田川再生事業の成果もあって,今ではその数を増し20数匹,30匹くらいいるのではと言う説もある。私は密漁を恐れてこれまで本サイト上で大きく取り上げてこなかったが,和田川のご近所に住むご夫婦がこのことをテレビ朝日の「ナニコレ珍百景」に投稿,10月27日(日)に現地ロケが行われた。

 11月27日(水)放送では,連合町内会の会長・副会長,地元町内会長と投稿者のご夫婦が住民代表として経緯を再現・熱演,見事「珍百景に登録」されました。これまでは,地元民だけが知る秘かな楽しみでしたが,放送されたことで全国津々浦々とはいかないまでも近郷近在から見物客が押し寄せるに違いない。「蒲焼きにして食べてやろう!」そんな不心得者が現れないことを願うばかりである。
2013.12.4
「ナニコレ珍百景」
「ナニコレ珍百景・自動スライドショー」

2013.9.17
和田川に大ウナギ出没!
 
 鴨居小学校前を流れ,鴨居港にそそぐ小川「和田川」。その和田川に大ウナギが出没するとの噂を聞いたのが約1ヶ月前。以来,旧浦賀生協付近を通るときには必ず川を覗き込むことにしていた。

 妻と鴨居八幡神社の夏祭りを見物に行く途中,妻にその噂話を説明しながら二人で小川を覗き込んでいると,突然ウナギらしき生物が姿を現した。大ウナギと呼ぶほどではないが,体長が1m位あり丸々と太っている。傍には体長40〜50cm位の細いウナギも1匹泳いでいる。

 二人で写真を撮ったりして大騒ぎしていると,みるまに6〜7人の見物人が集まった。口々に「丸々と太って美味しそうね!」「蒲焼きにしたら何人前取れるだろう?」「川の水が綺麗になったので天然物が遡上したのだろうか?」等々,勝手なことを言いながら,みんな嬉しそうな顔をしている。

 和田川も一時はドブ川と化していたが,平成2年,鴨居ポンプ場が稼働を開始してから環境が大きく改善された。周辺家庭のトイレ・台所・風呂等から出る生活排水が下水管を通って鴨居ポンプ場へ集められ,浦賀〜馬堀経由下町浄化センターへ送られ処理されるようになり,和田川へは雨水のみが流入するようになったためである。

 水質が以前に比べ大幅に改善された和田川には,ウナギの他にもアユやモクズガニも姿を現し,カルガモも時々採餌に訪れる。昔,和田川周辺にはホタルも飛び交っていたと聞く,このまま浄化が進めばホタルも夢ではないかもしれない。
2005.7.31
  
IUCN絶滅危惧1B類に指定!
     
読売新聞 2014.6.12夕刊

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