ナシアシブトハバチ


ハチ目 コンボウハバチ科
体長:22mm前後

 観音崎公園・青少年の村の裏道で,赤や黒の小さなサクランボが沢山ぶら下がたオオシマザクラを見上げていると,裏にカタツムリがついた葉を見つけた。
2007.6.4
 見かけない色合いのカタツムリなので,枝を手繰り寄せつまもうとしたところ,カタツムリは急に暴れだし,あっという間にイモムシに変身してしまった。
 梅雨入りも間近,てっきりカタツムリと思ったのは見間違えで,「チョウ」か「ガ」の幼虫らしい。近くにもう一匹仲間がいたので,改めてじっくり観察したが,身体を丸め葉の裏についた姿はカタツムリのようで,私が見間違えたのも無理ないように思う。
 身体を丸めたイモムシの姿を見て,丁度一年前,我が家のナシの木に大量発生した,正体不明のイモムシを思い出した。帰宅後,その時の写真と照合したところピッタリと一致。昨年はいつのまにやら姿を消し,その正体がわからなかったが,何の幼虫だろう?
 昆虫図鑑で「チョウ」や「ガ」の幼虫を片っ端から調べてみたが,それらしき幼虫が見当たらない。あきらめかけて図鑑をパラパラめくっている内に,ハチの幼虫にもイモムシ型がいることに気づき,改めて,ハチの仲間をチェックしたところ,ナシアシブトハバチの幼虫と判明した。

 ナシアシブトハバチの幼虫はナシ・サクラ・ボケ等の葉を食べて育つが,昼間は上の写真のように丸くなって休み,夜に動き出して葉を食べる夜行性らしい。やがてマユを作りサナギになり,そしてハチになるという。それにしても,どこか可愛げのある幼虫だ。

ナシアシブトハバチ成虫
(小学館・NEO昆虫図鑑)

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