ナンテンハギ
(南天萩)

別名:フタバハギ

  マメ科   多年草
草 丈: 50〜100cm
花 期: 9〜10cm

水の広場のナンテンハギ
 
 観音崎公園・水の広場の片隅でナンテンハギが見頃を迎えた。葉の形がナンテン,花がハギに似ているためナンテンハギと名付けられたが,常緑低木のナンテンや落葉低木のハギとは異なり,マメ科の多年草。秋になると可愛らしい紫色の美しい花が咲く。土壌や日照等の条件によるのか?水の広場のものは赤みがかった花が咲くが,灯台登り口階段脇のものは青みがかった花が咲く。
2009.9.15
  
 
 
 ナンテンハギは10月半ばになると,サヤエンドウに似た小さな莢(さや)をつける。それから約一ヶ月後,莢を開けると中には,黒く硬い実が1ヶか2ヶ入っている。
 

2008.10.22
 

2007.11.27
灯台登り口階段脇のナンテンハギ
  
 7月初旬,観音埼灯台へ通じる坂道にさしかかり,ふと階段脇を見るとナンテンハギにアズマネザサやヤブガラシ等が覆い被さり喘いでいるのが目に入った。そこで思い出したのが7〜8年ほど前,管理員が誤って7月中旬頃,ナンテンハギを他の雑草類と一緒に刈り払ってしまった出来事。その時,今年はナンテンハギの花は見られないものと観念したが,10月中旬になると例年より綺麗な花が沢山咲いたのだ。怪我の功名と言うのだろう?

 翌日,刈り込みバサミを持参,ナンテンハギと雑草類をサッパリと刈り払い10月が来るのを楽しみにしていた。そして今日,台風一過晴れ渡った青空に誘われて,そろそろナンテンハギが咲く頃と出かけてみたところ,予感は的中,青みがかった花がちょうど見頃を迎えていた。
2018.10.7

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