クルーズ客船
パシフィック サン
(Pacific Sun)

総トン数 47,546トン
全  長 223.4m
全  幅 31.62m
乗客定員 1,970名
就  航 2004年11月
船  籍 バハマ
運航会社 P&Oクルーズオーストラリア
特  徴 横浜初入港。
桜前線とともに大阪から入港。
※横浜市港湾局HPから転載
 クルーズ客船「パシフィック サン」が2008年4月3日横浜に初入港した。前日,東京湾海上交通センターの大型船入航予定情報で確認したところ,入港時の観音崎沖通過時刻は3日午前5時30分,3日の日の出は5時25分。これならば写真が撮れる。本船の横浜港大さん橋着岸予定は8時,時間的な余裕はある。観音崎で写真撮影後,横浜へ追っかけすることにした。

 3日5時起床。ヒゲ剃りもそこそこに,5時15分頃家を飛び出しバイクで観音崎へ向かった。途中,観音崎大橋から鋸山方面を眺めたが,パシフィック サンらしき船影が見えない。すでに通過してしまったようだ。慌てて観音崎海水浴場へ。磯の先端から観音埼灯台沖を見ると,朝靄に霞んでいるが,パシフィック サンの白い船体が見える。

 時刻は5時32分,お日様はまだ顔を出していない。房総半島の上空に雲がかかているため日の出が遅れているようだ。5時39分,雲の切れ目から太陽が顔をのぞかせ,パシフィック サンを後方から照らした。その船名にふさわしい情景になった。
観音崎沖通過

5:32

5:39

5:43
大さん橋国際客船ターミナル
 本船が観音崎沖通過後,5時45分バイクに飛び乗り浦賀駅へ。6時11分浦賀始発の特急で上大岡駅へ。上大岡駅で横浜市営地下鉄に乗り換え,関内駅下車。徒歩で横浜港・大さん橋国際客船ターミナルへ。7時20分頃,大さん橋入口に到着。本船の着岸予定は8時,時間的には充分余裕がある。

 ところが,余裕があると思ったのは大間違い。ターミナルから沖合を眺めると,パシフィック サンは既にベイブリッジ下を通過,着岸態勢に入っていた。予定より30分以上も早い。冗談じゃない!私は慌てた。

7:27
 大桟橋の上では,歓迎の江戸祭囃子にのって獅子舞が始まった。本船のデッキ上には,手を振る乗客の姿も見うけられる。これは後で判ったことだが,お囃子や獅子舞の演者は全員女性,それもほとんどが中高生くらいの若い女性。指導者は男性のようだが,演者に男性の姿はない。最近は地元の祭でも,太鼓や笛を演奏する女性の姿が目立つようになり,男性の影が薄い。威勢の良いお囃子や獅子舞を横目に見ながら,少々複雑な気持ちになった。
山下公園
  
 一段落後,大さん橋入口付近のそば屋で,朝食代わりの天ぷらソバを立食。その後,山下公園へ移動。朝日を浴びて輝くパシフィック サンの白い船体が美しい。着岸が予定より早く,ベイブリッジ下を通過する本船を撮影できなかったのが,少々心残りだが,早起きしてきた甲斐があった。

二筋の赤いファンネルマークは飛鳥U

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