米原子力空母
ニミッツ
(NIMITZ)
主要要目 | |
艦種・番号 | CVN68 |
満載排水量 | 100,020ton |
主 要 寸 法 (LBd) |
333×41×11.3 |
発着甲板幅 | 46.8m |
主 機 械 | 原子炉2基,蒸気タービン4基4軸 |
馬 力 | 260,000shp |
速 力 | 30kt |
乗 員 | 士官・兵員:3,200名,航空要員:2,480名 |
主 要 兵 装 | RIM-7 シースパロー短SAM2基 RIM-116 RAM2基 |
搭 載 機 | 90機 |
ニミッツ級 | 1番艦 |
母 港 | カリフォルニア州 サンディエゴ |
就 役 | 1975.5.3 |
出典:フリー百科事典「ウィキペディア」 |
2009年8月24日米原子力空母ニミッツが,米海軍横須賀基地に寄港した。物資補給と乗組員の休養が目的で,28日にはペルシャ湾に向かって出港した。横須賀基地にジョージ・ワシントンが配備された昨年9月以降,別の原子力空母が寄港するのはニミッツが初めて。 出港の前日,東京湾海上交通センターの「大型船入航予定情報」で調べたニミッツの浦賀水道航路の北口入航予定は,28日午前11時25分。当日は朝から快晴。うっすらと靄(もや)がかかっているものの,夏としては比較的視界も良好。 11時10分頃,観音崎園地に到着。辺りを見回すと,カメラ片手の先客が20数人。ニミッツの通過を今や遅しと待ちかまえていた。11時20分過ぎ,巨艦が米軍横須賀基地方向からその姿を現したが,大きさの割にはあまり目立たない。紅白に塗り分けられた住重の門型クレーンと比べてその差は歴然としている。 |
米軍基地から出港直後 |
米軍や自衛隊の艦艇は,戦略的な意味合いから船体は灰色に塗られている。レーダーが発達した現在では,あまり意味がないと思われるが,昔ながらの伝統を守っているのだろう。白や赤・青・黄色などでカラフルに塗り分けられた客船に比べ,写真としての面白味はあまり感じられないが,東京タワーの高さより約10m長い,全長342mの巨艦には,辺りを威圧するような迫力がある。 |
第二海堡付近を通過 |
第一海堡付近を通過 |
観音崎沖を通過中 |
「米原子力空母は横須賀に来るな!」「米原子力空母は横須賀から出て行け!」米原子力空母が出入港する度に,基地近くの公園では,原子力事故の危険性を指摘する市民団体の抗議行動が展開されている。本艦の入出港時にも,数百人規模の抗議集会が行われたと聞く。 2003年イラク戦争に参戦した米空母キティホークが寄港した際には,ここ観音崎でも,反戦団体による「戦争反対!」のシュプレヒコールも行われたが,今回はこのような行動は全く見られなかった。カメラをニミッツに向け,シャッターを切る音だけが響いていた。 |
2003年5月 キティホーク寄港時の抗議行動 |
2009.8.24 読売新聞夕刊から転載 |
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2009.8.26 読売新聞朝刊 横須賀版から転載 |