観音崎公園
海岸美化清掃

Naval Surface Group Western Pacific
西太平洋海軍水上部隊司令部
     
 2020年7月10日(金)たたら浜沿いの海岸道路をバイクで走行中,横目で浜を見ると30人近い人達が何やら作業をしていた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため,浜への立入は自粛するように看板がある筈。何をしているのだろう?

 バイクを止め近づいて見ると,彼らはどうやら米軍横須賀基地の関係者らしい。梅雨の晴れ間の蒸し暑い中,全員マスクをきちんと着用。黙々と浜に漂着した海藻やゴミ類を熊手のような道具でかき集め,黒い大きな袋に入れている。横須賀市の場合,燃せるゴミは無色透明または白色半透明の袋へ入れることになっているが,基地内は黒い袋のようで,彼らは全て持ち帰り処分するつもりなのだろう。黒い大きな袋を両肩に担いだTシャツの「Naval Surface Group Western Pacific」の文字がまぶしく輝いて見えた。

 6月20日アメリカ南部オクラホマ州で行われたトランプ大統領支持者の選挙集会。テレビでは大統領はじめ関係者及び支持者の大半がマスクもつけず「大密」の状態で熱狂していた。その時,私はアメリカ人を本当にクレージーだと思った。ところが目の前で全員マスクを着用,黙々と海岸清掃している人達も同じアメリカ人。トランプ大統領がこの光景を見たら何と思うだろう。
 
ボランティアグループ『ふれあい』
 
 2010年3月13日(土)ボランティアグループ『ふれあい』による観音崎海岸の美化清掃が実施された。9時20分頃,観音崎海岸へ行くとレストハウス付近の広場に大勢の人々が集まっていた。中に外国人の姿が目立つ。

 ボランティアグループ『ふれあい』は,三浦藤沢信用金庫が職員向けとして始まったボランティアサークルに市民の参加を呼びかけ,広く地域において活動している団体。同社職員の他,横須賀基地米軍関係者,自衛隊員,学校関係者,その他行政スタッフ・市民等,約3,000名が参加しているとか。

 この日の参加者はその約10%の300人位。その内,1/3が米軍関係者,1/3が自衛隊員,残りがその他といった感じで,働き盛りの比較的若い人が多い。小さな子どもの姿もチラホラ,高齢者の姿は少ない。
 
 
 
 
 9時30分,清掃作業が始まった。300人近い参加者が広い海岸に散らばり,缶・ビン・ペットボトル等のゴミは収集用の大きなビニール袋へ拾い集め,海藻類は砂浜に穴を掘り埋める。穴掘り作業はなかなかの重労働だが,あちこちに大きな穴があいていく。キビキビと作業する若者の姿が頼もしい。海岸先端の岩場付近には,漂着物を拾い集める米軍関係者が目立つ。半分楽しみながら作業している姿が微笑ましい。
 
 
 
 
 
 
 拾い集められたゴミは「かながわ美化財団」のトラックへ。次から次へと運び込まれるゴミに,1トントラックの荷台は見る間に埋め尽くされていく。1台で大丈夫だろうか?
 
 
 
 10時30分,清掃作業終了。その後,参加者全員が浜に降りて記念撮影。僅か1時間で海岸は見違えるばかりに綺麗になった。いつもこんなに綺麗だったらいいな!
 
 
   
 
 

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