ジンガサハムシ
(陣笠葉虫)



コウチュウ目 ハムシ科
体長:7〜9mm

 ヤブジラミの実の写真を撮ろうとカメラを構え,ふと葉の上を見ると,なにやら小さな虫が木漏れ日に反射して,光り輝いているように見えた。体長が6〜7mm位のちっぽけな虫で,最近老眼が進み,メガネなしでは新聞も読めなくなった私の目には,ほとんど点のような存在である。しかしながら,小さい割には美しい輝きが気になり,ヤブジラミのついでにマクロ撮影してみた。
2005.5.25
 パソコンに取り込んだ画像をみると,カメムシらしき虫が写っている。更に,マクロ撮影した画像を拡大すると,私は驚きで目が点になった。なんと前バネが透明で,黄金色の体や足,その上ヤブジラミの葉まで透けて見える。黄金色に輝くその体や頭部は,エルドラドの黄金の装飾品を連想し,どことなく愛らしい姿は小さな宇宙人のようにも見える。 
 カメムシ?と直感,昆虫図鑑のカメムシのページを隅から隅まで調べてみたが,それらしきカメムシは存在しない。そこで”カメムシ”をキーワードに検索,トップに表示されたホームページの掲示板に写真を添付して教えを請うことにした。

 すると,早くも1時間後,サイトの管理人さんから「さて、写真の件ですが、これはカメムシではないです。あまり他の昆虫は詳しくないのですが、多分、ジンガサハムシじゃないかなって思うのですが…もしかしたら、他にも似ている虫がいるかもしれません。図鑑かインターネットで調べてみてくださいね。」とのご返事をいただき,念のため,昆虫図鑑で確認したところ,紛れもないジンガサハムシと判明した。

 ジンガサハムシの名の由来は,その姿形が,むかし足軽などが兜の代わりに用いた陣笠に似ているところから来ているようだ。尚,食草はヒルガオが主食のようで,私の見たジンガサハムシはヤブジラミにへばりついてはいたが,写真で見ると,葉が食べられた形跡は見られず,単に休憩していただけかも知れない。
黄金色に輝く虫
  

2014.5.18 横須賀日日新聞から転載

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