ホタルブクロ
(蛍袋)
別名:ツリガネソウ(釣鐘草)
キキョウ科 | 多年草 | |
花 期 | : | 5〜6月 |
草 丈 | : | 40〜80cm |
観音崎公園の園路沿い数ヶ所で,釣り鐘のような形をしたホタルブクロが一斉に開花した。初夏,梅雨入り前後に花開く,ホタルブクロの名前の由来については,花の袋状の部分に,子ども達がホタルを入れて遊んだからとか,ぶら下がって咲く花を提灯に見立て,提灯の古語の火垂(ホタル)を用いたとの説があるが,この花の形状を見ると,どちらも,もっともらしく甲乙つけがたい。 |
2005.6.6 |
ホタルブクロの名前の由来については,上記2説が一般的だが,「ホタルブクロ」をキーワードに検索したところ「その蕾がホタルを連想させる姿になります。」との説を見かけた。 花芽が生まれ,それが日増しにふくらみ,蕾がホタルを連想させる姿になり,やがて花開くまでをストーリーに仕立て,名前の由来をロマンチックに説明している。そう言われて,写真の背景を黒塗りにし,改めて眺めるて見ると,確かに蕾がまるでホタルのようにも見えてくる。 |
|
||
観音崎にはホタルブクロの変種ヤマホタルブクロも自生している。数はホタルブクロの方が多く,ヤマホタルブクロは少数派。一見しただけでは見分けにくいが,両者の大きな違いは,萼片の湾入部に反り返った付属体があるのがホタルブクロ。同じ部分に膨らみだけあるのがヤマホタルブクロ。この点に注意すれば,簡単に見分けることができる。 | ||
2009.6.21 | ||
ホタルブクロ | ヤマホタルブクロ | |