アオツヅラフジ
(青葛藤)

ツヅラフジ科  つる性落葉木本

 
これはなんでしょう?
 
 観音崎自然博物館で開催中の「たねの世界」展で面白いものをみつけた。「アオツヅラフジ」のタネがアンモナイトの化石に似ているという。傍らに置かれていた虫メガネで覗いてみると,確かにそっくりだ。
2006.2.21
 

アンモナイトの化石
 博物館からの帰途,毎年アオツヅラフジを見かける観音崎園地へ出かけ,枯れ草の中からアオツヅラフジのつるを見つけ出し,直径5〜6mmほどの,まるで干しブドウのようになったアオツヅラフジの黒い実を5粒頂戴してきた。

 これを水につけて,翌朝,皮を剥ぐと簡単にタネを取り出せた。それを我が家の虫メガネで覗いてみると,当然のことながら,博物館に展示されていたものと同じように,アンモナイトの化石そっくりだった。
  

アオツヅラフジの実
 アオツヅラフジは6〜7月頃,小さな白い花を咲かせる。やがて直径7〜8mmの可愛いブドウのような淡緑色の実をつけ,8月上旬頃から青く色づき始めるが,8月中旬頃の青い実は,まるで宝石のように青く輝いて見える。名前の由来はその色からきたのだろう。夏が終わりに近づくと,青い実は徐々に藍色に変わり,冬を迎える頃には真っ黒に変身する。 
 

2004.7.26
 

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