アオスジアゲハ
(青筋揚羽)

チョウ目  アゲハチョウ科
前ばね長さ  春型45〜55mm 
見られる時期  4〜9月



 観音崎の磯に咲くハマダイコンの花の上を,数頭のアオスジアゲハが飛んでいた。早春から初夏にかけて咲く,薄紫のハマダイコンの花で吸蜜するアオスジアゲハの姿は,どこかメルヘンチックだ。観音崎ではアオスジアゲハを,冬を除いて早春から晩秋まで観察することができる。数も多く,珍しい蝶ではないが,青い筋が目立つ美しいチョウだ。

 吸蜜する花に好き嫌いは無いようで,ハマダイコンに始まり,マルバウツギ,センダン,トベラ,ハマボッス,ヤブカラシ等々,その時期の旬の花へ吸蜜に訪れる。好き嫌いがないところが,アオスジアゲハの旺盛な繁殖力の秘訣のように思われる。
2003.5.23
マルバウツギ
(2003.4.30)
トベラ
(2004.5.11)
ハマボッス
(2004.5.26)
三角関係か?
 抜けるような青空を3頭のアオスジアゲハが飛んでいた。じゃれ合うように,上になり下になり,もつれ合うように飛んでいる。三角関係か?俗人の私としては妙に気になるところだが,3頭のアオスジアゲハは楽しげに,青空の中へ吸い込まれるように消えていった。
2006.9.10

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